崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

高校同級生の殺人事件

2006年09月09日 06時11分21秒 | エッセイ
 山口の徳山高専生の殺人事件の犯人と思われる学生が自殺遺体で見つかった。何があったのか解らなくなってしまった。おそらくは恋愛関係があったのであろう。私は愛から憎しみに変わって起きた事件と推測している。愛もダイナミックであるが、憎しみはよりダイナミックに人の心を行動にさせる。本当に人を愛することは死を覚悟すべきである。

 昨日自民党総裁の3人の候補者の会見などを聞いて驚いた。自分が他の候補に比べて優れた点は何かという質問に戸惑っている表情を見たからである。少なくとも勝ち抜くべき選挙の候補者が、共通の点ばかりで対立するのではあまりも弱い。韓国やアメリカの大統領選挙の候補たちの強烈な相手を批判、攻撃しながら議論するディベートとは非常に異なる。日本のはあくまでもデスカッションであり、これは政治制度だけではなく日本人の性格を反映している。