大きなマダイっすから、身はたくさんありんす。
刺身では、ふにゃらふにゃらしていても、前回の「シャブシャブ」=「鯛ちり」のように、熱を加えると、身が締まって、あっさり食べられまするぅ。
卵をはたいた直後のメスだったんでぇ、脂っけは、ほとんど感じられませんですたけんど、かすかにある、ことはある。
養殖ものでは、考えられないような、淡白さでせうかね。
ほんで、「天ぷら」にしてみやした。
一応は、生でも食べられる鮮度っすから、これまた、中身がレアになってもかまわんくらい2~3センチの厚切りにいたしやしてぇ、皮には切れ目をいれまふ。
180度くらいの油すかね。
衣が、さくっと揚がればOKっしょ。
あい~!できますたぁ。
35年ほど前に、東京の新大久保の「なまずや」で食った、ナマズの天ぷらみたいに、ボリュームたっぷりなのに、あっさりと...。
岩塩をパラパラリンコして、レモン汁をふってぇ、どんぞ。
これは、文句なしに、ウマウマっすわ。うんうん。
生がイマイチなら火、つか、熱の力で、マダイ料理ってのは、いろいろ楽しめるもんざぁまふねぇ。