かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大仏殿だけ見て帰るヒトは来なくていい、という知事の発言は、奈良の悩みを如実に表しているようです。

2019-09-26 20:45:43 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.1℃、最高気温は30.2℃、五條市の今朝の最低気温は14℃、最高気温は30℃でした。今日は昼間かなり蒸し暑く感じました。雨が近いのかと思いましたが、今度の雨は明日の午後からになりそうで、今日の段階ではまだ穏やかな晴れが続いています。気温が久しぶりに30℃を超えたから蒸したように感じたのかもしれません。今度の雨が過ぎたら一気に秋めいてくるのかも、と思って週間天気予報を見たら、来週水曜日まで雨のマークが入っていました。そんな馬鹿な、と思いましたが、また台風でも北上してくるのでしょうか? あまり雨が続くと傘を乾かすのも大変ですし洗濯物が溜まってしょうがないのですが。

 さて、我らが奈良県の荒井知事が、「大仏殿だけ見て帰る人たち、来なくていい」と記者会見で発言し、「修正し、取り消します」と釈明に追われたのだそうな。もともと東大寺や春日大社、興福寺のある奈良公園周辺は、道が細い割に大型の観光バスが並び来るという常に渋滞するのが当たり前の状況が昔から続いていますが、この程県庁の横に新しくバスターミナルを設け、そこにバスを誘導して渋滞解消を狙っていました。ところがこのバスターミナルには駐車スペースがなく、乗降専用のため、客を降ろした観光バスはそこを出て奈良公園から離れた駐車場に誘導されることになっています。そのために観光バス側から敬遠され、バスは付近の寺社にある駐車場へと殺到、今まで以上に渋滞が激化するという困った事態になっているようです。そのために春日大社は秋のシーズンの土日祝日の駐車場への観光バスの乗り入れを禁止、興福寺も一部制限をすると決めるなど、波紋が広がっています。そんな中のことですので、知事の発言はそれなりに理解できるところはあると思います。しかし、観光地である以上この問題はなかなか難しいものがあります。
 そこで思い出すのが、平城遷都1300年祭をやったときに、やはり道が狭く渋滞必至の平城京跡への観光で来る自動車の進入を抑制するために実施したパークアンドライドです。奈良公園周辺へバスを始めとする自動車の進入を制限し、少し離れたところに駐車場を設けて観光バスなどを収容、奈良公園には移動用のバスをピストン運行して見てはどうかと思います。一度やってできたのですからできないことはないと思いますが、期間限定だった1300年祭と違ってこちらは毎年のこととなりますから、そこまで思いきれるかどうか、ですね。

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