今朝の奈良市の最低気温は24.2℃、最高気温は32.3℃、五條市の今朝の最低気温は22.7℃、最高気温は30℃でした。今日は朝のうち雨が残っておりましたが、それも程なく止んで晴れ間も見えていました。ただ昼前後は強い風が吹き、近くを台風が通過しているのだな、と思わせるものがありました。実際には遠く日本海を渡っていっただけなのですが、干していた洗濯物が風に持っていかれやしないかと、少しばかり危惧しておりました。明日からは台風も過ぎて天気が回復するようですが、週間天気予報によると週末はまた雨になる恐れがあるのだとか。休みごとに雨になるようなめぐり合わせになるのは色々と厄介ですから、少しはずれてくれるとありがたいと思います。
さて、イギリスのバイテク企業が遺伝子組換で開発した早期致死性の蚊(雄)を自然界に大量に放して厄介な病原菌をばら撒く蚊を退治しようとしたところ、全く効果がないばかりか、下手をするとより強力な個体を生む結果になってしまったかも、というニュースを読みました。対象の蚊はネッタイシマカで、優性致死遺伝子を組み込んだOX513Aという雄の蚊を、2013年6月から2015年9月まで、ブラジルのとある地域で毎週45万匹放しました。この蚊と交尾して生まれた子は、その大半が、生殖機能が成長する前に寿命になってしまうというもので、実験室では3〜4%が成虫まで育ったそうです。これによって伝染病の媒介者である地域の蚊を減らそうという試みでしたが、蚊は一時的に減少したものの程なく回復し、後代からは致死遺伝子を持つ個体も発見されているのだそうです。
死んでしまうはずなのに長く生きて後代も生んでしまうという当初の予定とは明らかに異なる結果には驚くばかりですが、自然界で実験を行うのであればもう少し慎重に行うべきであったのではなかろうか、という気もしないでもありません。離島では放射線を用いて不妊化した虫を大量に放ち害虫を撲滅するような方法が取られることもありますが、なかなか自然界はヒトの思うようには簡単にいかないということなのでしょう。面白い試みだとは思いますが、まださらなる研究が必要ということですね。
さて、イギリスのバイテク企業が遺伝子組換で開発した早期致死性の蚊(雄)を自然界に大量に放して厄介な病原菌をばら撒く蚊を退治しようとしたところ、全く効果がないばかりか、下手をするとより強力な個体を生む結果になってしまったかも、というニュースを読みました。対象の蚊はネッタイシマカで、優性致死遺伝子を組み込んだOX513Aという雄の蚊を、2013年6月から2015年9月まで、ブラジルのとある地域で毎週45万匹放しました。この蚊と交尾して生まれた子は、その大半が、生殖機能が成長する前に寿命になってしまうというもので、実験室では3〜4%が成虫まで育ったそうです。これによって伝染病の媒介者である地域の蚊を減らそうという試みでしたが、蚊は一時的に減少したものの程なく回復し、後代からは致死遺伝子を持つ個体も発見されているのだそうです。
死んでしまうはずなのに長く生きて後代も生んでしまうという当初の予定とは明らかに異なる結果には驚くばかりですが、自然界で実験を行うのであればもう少し慎重に行うべきであったのではなかろうか、という気もしないでもありません。離島では放射線を用いて不妊化した虫を大量に放ち害虫を撲滅するような方法が取られることもありますが、なかなか自然界はヒトの思うようには簡単にいかないということなのでしょう。面白い試みだとは思いますが、まださらなる研究が必要ということですね。