かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

がんを治療する夢の新薬にも死角はあったようです。重篤な脳障害を起こす可能性ありとは。

2019-05-09 19:52:23 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温12℃、最高気温は23.2℃、五條市の今朝の最低気温は7.6℃、最高気温は22.6℃でした。昨日ほどではありませんが、今朝も結構寒く感じました。気候的には我が家の近くは五條市よりなのでしょうね。若干ストーブに灯油が残っていたのでどうしようかと思っておりましたが、ぼちぼち消費できそうです。今朝は朝のうち曇で昼から晴れてきましたが、明日からはようやく初夏らしい気候になって、気温も随分上がってくるみたいです。今週は朝背広無しで出かけるのは厳しすぎましたが、来週からは本格的に軽装で出かけられそうですね。

 さて、がん細胞によって不活性化した抗原特異的T細胞を回復・活性化させ、抗がん作用を示す画期的な抗がん新薬「オプジーボ(小野薬品工業)」で、投与された患者11人に脳の下垂体に機能障害が発生、うち一人が死亡するという現象が認められ、重篤な副作用として薬の添付書類に記載するよう、厚生労働省が指導しました。
 下垂体は成長ホルモンや性ホルモンなどの分泌に関わる部位で、この事態を受けて小野薬品工業は、投与中は下垂体の機能検査をするよう求める文書を「重要な基本的注意」に追記しました。
 実際に薬になるまでには相当な臨床試験が繰り返されたと思いますが、そこでは顕在化せず、広く一般に処方されるようになって重篤事例が出てくるというのは残念ではありますが、珍しいことではないと思います。おそらく遺伝子型などで、副作用の出やすい体質を持っているヒトがいたりするのでしょう。個人の遺伝情報を基にしたテーラーメイド医療などはまだまだ先の話になりそうですが、いずれそのような時代になったおりには、今回のような事態は恐らくかなり減ってくるのではないでしょうか。亡くなられた方や強い副作用で後遺症に苦しまれている方には誠にお気の毒ですが、運悪く薬が合わなかった、と言う以外にはなさそうです。早く、そういう危険性が事前にわかる時代になって欲しいものです。

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