野党陣営唯一絶対の戦術「安倍政権批判」も、新潟知事選で敗北するようではもうおしまいでしょう。

　今日の奈良市アメダスの最低気温は２０．６℃、昼の最高気温は２７．４℃、五條市アメダスの最低気温は２０．４℃、最高気温は２６℃でした。今日は朝から時折霧雨が舞う曇り空でしたが、そろそろ暗くなろうか、と言う時分から本降りの雨になりました。どうやらこのまま明日未明まで雨になって、明朝までには上がるみたいです。もっと大雨になるのかと思っていましたが、台風も特に何事もなく通り過ぎていきましたし、週後半は梅雨の中休みのような天気に恵まれるみたいです。

　さて昨日、女性問題で辞職した新潟県知事の後釜を決める選挙が行われました。その結果、これまで各種選挙で野党の牙城を示していた県で、自民党と公明党が推す花角英世氏が、立民、国民、共産、自由、社民推薦の野党連合候補池田千賀子氏を破り初当選しました。得票差３万７千というそれなりの差が付いての完勝です。注目の一戦と目されてきただけのことはあったか、前回選挙よりも投票率が上がったのもなかなか見ものの選挙でした。
　遠く離れた新潟県のことですので、選挙戦自体はよく知らなかったのですが、色々ネット上の情報を拾っていると、野党連合が国会さながらに安倍政権批判に終止していたのに対し、当選した花角知事は新潟県政のビジョンをそれなりにしっかり語っていたようで、焦点の一つであった柏崎刈羽原発でも、国にべったりとはせずに新潟県の独自の取り組みとして捉えて訴えていました。結局その差が、野党の金城湯池の失墜を招いたんじゃないか、と思わずにはいられません。
　野党側もいろんなヒトがこの選挙を振り返って発言されていますが、どう見ても強がりにしか見えないのが残念です。まあ戦いに負けて素直に敗戦の弁を述べるような弱みを見せるわけにも行かないのでしょう。表出しはそれでもいいとして、きっちり裏では今回の敗戦を深刻に捉え、きちんと反省して自らの姿勢を顧みて欲しいと思います。無力の野党など単なる無駄でしかありませんから、本当にしっかりして欲しいものですが、なかなか難しそうですね。なにせ「安倍憎し」以外ろくに政治らしい話が聞こえてこないのですから。いっそそんな野党には綺麗サッパリ退場してもらって、自民党をかつての自由党と日本民主党に等分に割り、与党と野党として活動してもらった方が良いかもしれません。