かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

バイクにスラスターが付く日が来るのかもしれないとは、妙に胸熱な楽しさを覚えますね。

2018-06-14 20:18:43 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は14℃、昼の最高気温は26.4℃、五條市アメダスの最低気温は12.5℃、最高気温は25℃でした。今朝は数字の通り昨日にも増して冷え込み、寒々しい朝でしたが、快晴の青空が広がり、昼までにぐっと気温が上がりました。午後には薄い雲に覆われて日差しが遮られ、それ以上上がることはありませんでしたが、今度は夕方になっても気温があまり下がらず、暖かな夜を迎えています。明日は雨になるようですし、このまま温かい朝、肌寒い昼、という変化の乏しい一日になるのかもしれません。

 さて、自動車関連企業の雄ボッシュが、画期的な二輪車横滑り防止機構を開発、実用化に向けて研究を続けているとのニュースを読みました。バイクは落ち葉を踏んだり水たまりに入ったりすると後輪が横方向に滑って挙動が不安定になり、立て直しが極めて困難になることがありますが、ボッシュの開発している装置は、その横滑りをセンサーで感知して、備え付けの高圧ボンベから横方向にガスを噴射、その運動エネルギーで車体を支えるという、まるで宇宙船のスラスターのような装置です。高圧ボンベは車のエアバックに使われているのと同タイプのものだそうです。まだ実験用の装置で有効性が確認された段階で、テスト用のプロトタイプもできていない段階とのことですが、あらゆる路面状況でも有効に機能することを目指して開発が進められています。
 タイヤが滑り出した時の独特のどうしようもない感覚は実に心臓に悪いものがありますが、それを少しでも軽減できるとすれば、随分と二輪車の安全に寄与することになるでしょう。残念なのはガスボンベはカートリッジで一回使い切りという設計な点で、できればエンジンを使って随時空気を圧縮して蓄えておき、危なくなったら遠慮なく噴射する、というような、複数回使用可能な装置にしてもらえないかと思います。まあいざという時一回でも助かればそれはそれで恩恵は大きいですし、予備のカートリッジを携帯しておけるくらいにリーズナブルな装置になるのであれば、一回使い切り、というのでもそう悪くはないかもしれません。
 しかし、そのうちバイクだけじゃなくて車とかでも応用される日が来るかもしれませんね。ガスボンベは大分大きなものになるかもしれませんが、雪道で安定を失った時の姿勢制御や、急ブレーキ時に前方に噴射して制動距離を縮めたりなんてできたら素晴らしいと思います。是非順調に研究開発が進んで、実車に搭載できるようになって欲しいものです。

コメント
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