金正恩委員長シンガポール到着。どうやら米朝会談はちゃんと開かれるようです。

　今日の奈良市アメダスの最低気温は１６．８℃、昼の最高気温は２５．６℃、五條市アメダスの最低気温は１６．９℃、最高気温は２５．２℃でした。時折小雨が降る曇り空の一日、気温もさして上がらず、やや肌寒さを覚える日曜日になりました。台風の影響でもっと激しく雨が降るのではないかと思っていたのですが、今日は案外大したことがありませんでした。もっとも、明日朝にこちらに最接近（といっても紀伊半島の２００キロ以上南方海上ですが）するらしいので、明日の通勤時間帯はひょっとしたらうっとおしいことになるのかもしれません。

　さて、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩朝鮮労働党委員長が、シンガポールに無事到着したとのこと。アメリカ・トランプ大統領との会談を、やるのやらないのとしばらく情報が錯行していたようですが、これでとりあえずは会談開催だけは確実になったということなのでしょう。その話し合いが万事うまく行くのか、はたまた決裂して更に厄介なことになるのかはわかりませんが、無事円満解決に向かうような結果になってくれれば良いと願うばかりです。
　しかし、２００２年９月と２００４年５月に我が国の小泉首相（当時）と金正日委員長が会談して拉致問題に大きな一歩を刻んでから既に１４年、金正日が亡くなり金正恩体制になるなど大きな変動があったためとは言え、この１４年に北朝鮮とのやり取りがまるっきり進んでいないように見えるのが歯がゆいばかりです。これが我が国の外交の限界なのか、はたまた国対国の動きというのは１０年などあっという間でしかない単位の時間軸で動いているということなのか、素人には今ひとつ理解できかねる状況ではありますが、この米朝首脳会談でなにか進展があるのだとしたら、この１０年以上の停滞も必要なコストだった、ということになるのかもしれません。
　色々とベールに包まれてイマイチ真実の姿が見えてこない謎体制国家の一端が見えてくるかもしれないこの会談、是非成功と言える成果を上げて欲しいものですね。