かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

不祥事続きの警察ですが、これを奇貨として信頼を取り戻していって欲しいです。

2012-12-15 20:31:38 | Weblog
 少々手間取っていたSSDの利用は、今日色々といじくってほぼ完全に動くようになりました。起動も明らかに早くなり、SSDを導入した甲斐が実感できました。改めて考えてみたら実に簡単なところで引っかかっていたのですが、迷走する時は大体そんなものかもしれません。やはりこういう作業は時間のある時にじっくり取り組むのが吉のようです。

 さて、PC遠隔操作で誤認逮捕の事件、警視庁を初めとする各府県警で、咲昨日検証結果が公表されました。神奈川県警では不適切な取り調べを認め、警察庁は遠隔操作の可能性についての認識不足があったとした上で、捜査員の知識の底上げなどを全国の警察本部に指示した、とのことです。神奈川県警では、「否認をしたら検察官送致されて、『院(少年院)』に入ることになる」などと取り調べで言ったことを認め、「取調官の言動は、不安を助長させ、自供を強いられているように受け止められた可能性がある」と問題点を認めたのですが、ここで、「可能性がある」などと持って回った言い方をしていたりするのがいかにも責任を認めたがらない官僚的答弁だなあと思わざるを得ませんでした。何故、自供を強いたことを素直に認め、取り調べを担当した者やその上司を自ら処分しようとしないのか、不思議でなりません。冤罪の可能性についても、ネットでは事件当初から色々な可能性が上げられていましたし、捜査当局でも、IT関連の専門部署ではその可能性が指摘されていたのではないのでしょうか? 後から見なおしてみたら供述も結構無茶な話で、あのまま裁判になったら到底公判を維持できそうになかったでしょうに、それを強引に「自白」させて立件した事実には、猛省に猛省を重ねて実態の解明と責任の所在を明らかにして、今後の対策に真摯に取り組んでいただかないと安心できません。結局いまだ真犯人は捕まっていませんが、真犯人逮捕よりも、冤罪で人の人生をけつまづかせるような真似は二度と起こさないようにしていただく方が、国民の安寧な生活にははるかに重要であることを、改めて理解してもらいたいです。
 証拠品の紛失と隠蔽なども発覚しましたが、我が国の治安の維持に大いに役に立っている警察がこんな事やあんな事で信用失墜するのを見るのは残念でなりません。この公表で冤罪事件は幕引き、というようなことにならないように、取り調べの可視化を含めた根本的な再発防止策を講じていただくまでは、きっちりした取り組みを続けてもらいたいものです。
 証拠品の管理方法についても、いっそAmazonとかヤマト運輸にでも聞いてみたらいかがでしょう? 限られたスペースできっちり商品管理する術を、教えてもらえるんじゃないでしょうか?


 
コメント
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