かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ただでさえ毎日忙殺されている先生方にプールの水管理まで押し付けるなよ、と思います。

2024-07-05 21:57:36 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は27℃、昼の最高気温は35.5℃、五條市の今朝の最低気温は23.8℃、昼の最高気温は35.6℃でした。今日は一転して朝からよく晴れて、熱い日差しに下界が灼き尽くされました。三重県内陸部の松阪市粥見では39.7℃と昨日の静岡市すら超える超高温に晒されましたが、これは別格としても7月上旬でこの気温はちょっと考えられない厳しさです。しかも夜も蒸し暑くて、奈良市など昨日は19時過ぎまで、今日は21時近くまで30℃超えていました。単に熱射で暑くなっただけでなくて、空気そのものが熱を孕んで冷えようとしない感じです。どうも週明けからは梅雨が戻ってきて雨模様の天気になる見込みですが、明日明後日はちと暑くて過ごすのが大変な休日になりそうです。

 さて、全国の小中学校のプールで、相次いで水の止め忘れで膨大な水資源が浪費され、多額の水道代が課せられている事例が後をたたないのだそうです。6月以降、少なくとも5件発生しているとのことで、調査を厳密に行えばおそらく全国でもっと多数の失敗事例が出てくるのではないでしょうか。それら事例の共通点は、水栓を開けて締め忘れたり排水弁を閉じ忘れたまま水を入れて垂れ流しにしたりというのを教員が一人で面倒を見ていたという点。25mプールに水を張るのがそうすぐに終わる訳はありませんから、その待ち時間の間にちょっと用事を済まそうなどして現場を離れている間に水のことをすっかり忘れ、やっと思い出して駆けつけた際にはすでに大量の水が流れたあとだったというようなことが相次いでいる模様です。いずれにせよヒトがやることなのでエラーが発生するのは避けがたいことですし、そのためにダブルチェックできるよう複数で行うとか、注水中であることを掲示板に記すなどして皆に周知するとかエラーを防ぐ方法やマニュアルが考えられているようですが、結局教員は誰もとてつもない忙しさの中で仕事をしており、ついうっかりとか他を見る余裕が無いなどの不幸が重なってこのような事態を引き起こしているのでしょう。つまりは管理運営の問題で管理職たる校長先生の責任で間違いなかろうと思いますが、いくら管理職とはいえ、設備の回収や増員などの権限は無い人間にできる手は限られており、ヒューマンエラーを防げないのはある意味当然と言わざるを得ないのが今の学校現場ということなのだと思われます。これがプールの注水ミスなら水とお金が勿体ないだけですみますが、児童生徒の安全に関わるような部分でエラーが発生したりしたら、その損害はもはや水代とは比較にならないほど大きく取り返しの付かないことになりかねません。このプールの水問題は、そんな危険を孕んでいる学校現場を表す貴重なシグナルとして捉え、対処法を考えるべきなのでしょう。
 それをすべき責任ある立場の人間が教育委員会や文部科学省のお役人ら、文部大臣といった政治家達だと思うのですが、マスコミもそれらの人々にコメントを取りに行くくらいはしてもバチは当たらないだろうと思います。
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