かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

トンネル事故って怖いですが、それがインフラの老朽化とあっては怖さも倍増です。

2012-12-02 21:23:46 | Weblog
 今日は久しぶりにゆっくりと朝寝坊して、何に追われることもなく、ひたすらのんびりと一日過ごしました。仕事らしい仕事と言うと、洗濯物を干したのと、知り合いから入手した玄米(奈良県産ヒノヒカリ)30kgを無人精米機まで運んで精米した事、位です。あと、ついでに近所、と言っても車で20分くらいのところですが、そのブックオフで半額セールしていたのでちょっと足を伸ばして幾つか文庫本を購入したのが、今日の活動の全てとなります。このところ、このようにゆったり過ごす時間を持つことが出来ずにおりましたが、やっぱりたまにはこういう時間も作って生活に緩急を付けないと、急ばかりでは心身共に磨り減るばかりで持ちません。もっとも、多忙の時はひとつ片付く度に相応の達成感も得られますから、それはそれで心地良いですし、緩んでばかりいるとどうも弛緩し過ぎてすぐに無駄に時間を浪費するようになってしまいますし、平凡な話ではありますが、やはり適度にメリハリがつくようにするのが一番いいと実感いたしました。

 さて、高速の中央自動車道のトンネルで大規模な崩落事故が発生した、というニュースに衝撃を受けています。今日の朝8時頃、長さ4455mの笹子トンネル(山梨県大月市)というところで、コンクリートの天井板50~60m分が崩落、車3台が巻き込まれたのだそうです。中央道はたまに上京する時に昼間の高速バスに乗ることがあります。、事故はたまたま今日起こったというだけの話で、状況次第では私が乗車したバスが通過する時に起きていても不思議ではなかったのではないか、と思うと、ぞっとするものがあります。このトンネルは1977年に開通したもので、以来35年が経過しているわけですが、それくらいの、あるいはもっと年のいったトンネルとか橋とか高架とかビルとかは日本中いたるところにあるんじゃないのでしょうか? 立地条件やメンテナンスの頻度などで一概には言えないにしても、いずれも寿命を迎えつつあったりするのではないか、と思わずにはいられません。
 我が国は総じてハードウェアの建設にはお金が注ぎ込まれますが、その維持経費や管理にはあまりお金が回らないようになっているようです。ですが、校舎の耐震工事もままならないままになっている学校とかもまだたくさんあるらしいですし、今こそ、お金のつぎ込み方を新たに作る方から今まであるものを保つ方に重点を置き直す時なのではないか、と思います。コンクリートからヒトへ、ではなく、ヒトの分それぞれの地方に任せて、国はコンクリートからコンクリートへ、をやるべきじゃないかと私は思います。

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