かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ディスティニー計画公表!・・・でも良く判らない。

2005-09-10 23:12:02 | アニメ特撮
 衆院選もいよいよ最期の日。うちは田舎の選挙区の中でも、比較的人口密集度の高い新興住宅地。夕刻には時間ぎりぎりまで候補者の選挙カーがボリューム目一杯あげて入れ替わり立ち替わりやって来ておりました。おかげでうるさいうるさい。ただ候補者の名前をがなり立てるだけで、政策が判るわけでも無し面白い事を言うわけでもない。まあ口調の悲壮感にああ、明日投票日だったな、と言うのが伺えるだけで、それなら選挙管理委員会の宣伝車だけで充分なので、いい加減ああいう意味のないことは止めて欲しいと思います。ちょっとだけ、うるさい候補者は投票候補からはずしてやろうと思っていたのですが、全候補まんべんなく来て騒音をまき散らしていってくれたので、この件に関しては各候補とも同じ列に並んでしまいました。誰に、というかどちらに入れるかと言うのは、もうちょっと悩みそうです。
 それにしても、もう今回の選挙では、候補者個人の事など正直どうでもよくなっているように感じられます。もちろんそれなりにやる気と能力のある人を選んで国会に行ってもらわねばならないのですが、要するに今回の選挙は小泉・自民か岡田・民主かを選択するもので、小選挙区の各候補者はその代理にすぎないように見えるのです。これならいっそのこと全部比例にして、政党名で選挙しても同じのような気がしたりもします。色々弊害はあるでしょうが、少なくとも地元利益誘導型の前世紀の遺物的政治屋候補はこれで除外できるでしょう。

 さて、選挙カーの騒音に悩まされつつ今日も種デスをしっかり見ていたのですが、ちょっと呆れたというか感心したというか、よくここでミーアの総集編を入れる余裕があったな、と。
まあ時間にして半分くらい、ミーアの日記をベースに駆け足のまとめでしたが、それでも残り和数とこれから描かねばならないことを勘案すれば、これは余りに貴重な時間だったのではないでしょうか? 
 まあ、お話はようやくデュランダル議長がディスティニー計画なるものをブチあげて真の目的を明らかにしたので来週は急転直下にお話が進むものと思いますが、あれだけではまだ議長が人類の敵になるにはインパクトが弱すぎですね。あの世界では、デュランダル議長は自分達の利益のために戦争を誘導する死の商人達を大変な苦労の末撃ち破った大英雄ですから、あれだけの演説で、聴衆が不安を覚えるようには思えないのです。議長を英雄視している人々なら、あの演説だけなら何か戦争のない世界を築くための建設的かつ魅力的なプランを提案してくれているように聞こえたりしないのでしょうか? 聴衆の不安げな様子は、どうも話を強引に進めるための予定調和にしか見えなかったです。
 グラディス艦長も、あそこは名前でなくかつて呼びかけていた愛称で言って欲しかった。レイが「ギル」と愛称で議長に呼びかけている位だから、かつての愛人ならここは「ギルバート」じゃなくてやっぱり「ギル」だったと思うのですが。ラストのラクス怒りの面もちは、珍しくて結構いいな、と思ってしまいました。ただ、自分の理想世界建設のために他人の命を弄ぶ議長に怒りを覚えるというのはちょっとありがちですし、描き方がどうも個人的私怨を晴らすために議長に敵対するように見えてしまったのが難点でした。戦争を無くすためのディスティニー計画という議長の提案に対し、結局有効な政治的対案を示せないアークエンジェル陣営の弱さが出てしまっているんでしょうか? オーブやラクスはデュランダル議長と対立する一つの政治軸なんですから、どんな形であれ、ディスティニー計画じゃない対戦争対策案を提示して欲しかった。このままだと、まさにいみじくもかつてアスランが述べたごとく、アークエンジェル陣営はただ戦場を混乱させただけで終わっちゃいそうです。
 少なくとも、議長が最期に「私をここで殺してどうやって戦争を根絶するつもりだ~!」とか断末魔に言わせて、キラやアスランが「これから考えていかなくてはね」なんて深刻そうに語り合って終わり、何て言うんじゃないことを祈ります。

コメント (1)
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