いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

続・給油利権も色々とあったんですね

2007年11月08日 13時51分43秒 | おかしいぞ
またまた知らなかったよ。

世界・続・米大統領選挙とアフガン大統領選挙

各地方は、雲を眼下に見下ろす峻厳な山で隔てられていて、それぞれの民族がいて、それぞれの徴税システムがある。このアフガニスタンに中央集権国家をあえて作る理由は、なぜか。

 理由は、米国にとって必要だからだ。米石油会社ユノカルは、中央アジアの天然ガス資源欲しさに、クリントン政権を突付き国連にタリバーンを認めさせようとしたことがある。しかしタリバーンによる女性迫害が報告されていたことで、ヒラリー夫人が「待った」をかけた。タリバーンの国連認定はなくなり、ユノカル社の目論見も潰えたかに見えた。

 だがユノカル社の目論見は、ブッシュ政権の野望となって甦る。カルザイ氏はユノカルの元特別顧問で、ブッシュ政権の代理人なのだ。カルザイ氏には正当な選挙で選ばれた、というお墨付きを与える必要があった。パイプラインを縦断させるためには、中央集権国家にしてカルザイ氏に全土を支配させる必要があった。

◇◇

まず人物>ハーミド・カルザイ - Wikipedia

米国代理みたいな立場であり、ユノカル利権が絡んでいるだろう、と。ナルホド。
で、ユノカルと言えば、以前に中国が仕掛けたんだよな。拙ブログでも取り上げたことがある。

中国の米企業買収意欲と為替のこと(追記あり)

中国の米国企業買収は失敗か

米国は、民間企業の買収話にまで「議会が政治的に介入」してくるのが得意らしい(爆)。
企業買収なんざ、自由な取引の一つなのだから、そんなもんに政治的介入をしてくるのはオカシイ、と言ってくれよ。自分の都合の悪いところは、「自由な取引」を政治的圧力で潰すくせに(笑)、よその国のルールや法律には「自由化せよ!」って大騒ぎするガイジンが多すぎて困りものだぜ。

ユノカルを取られると、大変困る人々がいたわけだ。
上の参考記事中にもあったように、CNOOCが買収に名乗り出る前には「シェブロン」が買い手だった。昨日の記事にも書いたように、自衛隊が給油に使っていたのは、このライス女史関連であるシェブロン系だった。
元々は「シェブロン・テキサコ」がユノカル買収案を提示していたんだよ。そこにCNOOCが割り込んできた。「もっと高い値段で買ってもいいよ」ってな。民間企業の買収話では、高い値段で買ってくれる方を優先しなけりゃオカシイわな。株主にも申し開きができない。そこで解決策として浮上したのが、「中国脅威論」を台頭させ、安全保障上の観点から「ユノカル買収は危険だ」ということで、CNOOCを阻止することが絶対に必要だったのだ。

それと、アフガンでのプランが狂ってしまうことになりかねない、と。
ユノカルの石油利権を確保する為に、アフガンに「親米カルザイ政権」を誕生させ、邪魔な勢力排除の為に「対テロ作戦」をやってきたわけだから。先行投資しちゃってるのに、ここで中国なんかにその旨味を持ち去られてしまったら、おじゃんになってしまうよ、と。ユノカルの利権とは、即ち「シェブロン(・テキサコ)」という特定メジャーの利権になるはずだったのに、CNOOCなんかに買われたらたまったもんじゃない、と。なので、大慌てで「中国に圧力」と「買収阻止」(上院決議)をやったのではないのか?
中国への圧力とは、「元レートを固定するな、切り上げろ」と。それでやむなく、誰も予期してなかったけれど、通貨バスケットに電撃的に移行したんだよ。


あと、伊藤忠やインドネシア石油なんかがユノカルのパイプライン構想に参画していたらしい。そこら辺にも利権が絡んでいたりするんですかね?
どうなんすか?>伊藤忠どの
因みに、諮問会議の丹羽さんは、わたくしのような下賤な人間からすると、大変立派な人だろうと思ってきたわけですが、信じてた私がバカだったというようなことですかね。あーははっは。自分の愚かさに涙が出らあ。
やはり私はバカだのだな。


あと、燃料の「F76」こと。
この燃料についてだが、正確なことは判りません。

日本の区分では「軽油2号」に該当するらしく、こんな感じ。

軽油 - Wikipedia

米軍に限らず、用いられるのは確か。
「NATO F76」と呼ばれているしね。
米軍のジェット燃料とかにJP-8というのがある(他にはJP-5とか)。これは「F44」と呼ばれている。このFに続く「○○」という数字の意味だが、いくつか考えたのだけれど、勝手な推測を書いておく。

軽油のセタン指数(セタン価)のことかと思った。100以下の数字で示されるみたいだし。「ユノカル76」みたいな名称も用いられているし。でも、ジェット燃料であるJP-8にも別称があることから、勝手な推測をしてみました。

恐らく、Fは引火点(flash point)のことではないか?
ヤンキーは摂氏温度表示には不慣れだけど、単位としては世界共通になってる。NATOと共用規格とするには、引火点の華氏温度ではなくて摂氏温度表示を付けることになるのではなかろうか、と。

軽油では引火点が50℃以上となっており、多分「F76」というのは
「flash pointが76℃」
ということではないか。華氏にすると200度近い。

ジェット燃料だともう少し引火点が低いので、F44というのは「引火点44℃」ということだ。これだと大体華氏137度くらいである。意味合いとしては、整合的だろうと思うが、どうだろうか。




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