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防衛庁は矛盾を許容する集団か

2004年12月05日 01時26分35秒 | 防衛問題
防衛庁では、毎年防衛白書を出していますが、これはよく検討された結果出されているものと思っておりますから、信頼度の非常に高い防衛政策論と考えます。防衛庁の意思表示とも思っています。私はしばらく読んでいなくて、勉強不足の厳しいご指摘をたくさん頂きました。大変役立つとともに勉強になりました。この度防衛白書を読んでみて、防衛庁のご意見をご紹介しようと思います。




平成16年版 『防衛白書』より抜粋

・わが国に対する本格的な侵略事態生起の可能性は低下する
・従来の整備構想や装備体系について抜本的な見直しを行い適切に規模の縮小などを図ること
・わが国に対する本格的な侵略事態が発生する可能性は低下していると判断される
・従来の整備構想や装備体系について抜本的な見直しを行い、適切に規模の縮小や装備、部隊の効率的な保持による規模の変更を図る
・従来の整備構想を転換し、戦車・火砲、護衛艦・固定翼哨戒機、作戦用航空機などのあり方について見直しを行い適切に規模の縮小などを図り、新たな体制へ転換すること
・BMDシステムの整備という大規模な事業の実施に当たっては、第1節で述べたように自衛隊の既存の組織・装備などの抜本的な見直し、効率化を行うとともに、わが国の厳しい経済財政事情などを勘案し、防衛関係費を抑制していくものとする。

これらは、そのまま記載していますから、防衛庁の公式見解と言えると思います。





読んでみて、防衛庁が策定した新防衛大綱の別表記載事項に要求していたことは、一体何を考えて出したものかと疑問を感じる。当然財務省案とは大きな隔たりがあり、防衛白書に「うたっていること」と「やっていること」には矛盾があるのではないか?
激しく抵抗する以前に、計画を適正に策定すべきではないのか?

防衛白書は見せかけの空論を並べたものであり実際は違うというなら、防衛庁は嘘つきということになる。
何のための防衛白書か?
公約無視の議員もいますから、それを踏襲したということか?
単に「うたう」ことが好きな省庁ということか?

防衛白書が実質的に防衛政策の具体性を有しているならば、それを踏まえて防衛計画を策定すべきではないのか?財務省に切り込まれて、慌てて抵抗するような組織ということか?

矛盾することを容認する大臣や幹部ぞろいということなのか?それとも私と一緒で防衛白書を読まない人達で、そんな人が防衛庁を管理・監督しているのであろうか。

削減案にしぶしぶ応じて、政治決着まで持ち込もうとする姿勢も、それこそ今はやりの「噴飯」ものだ。




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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2004-12-05 12:09:14
はて?あなたはなにか誤解されてはいませんか?

防衛庁案も防衛白書通りに艦艇や航空機の定数

が削減されているじゃないですか?

まったく、矛盾等していませんよ?

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Unknown ()
2005-09-29 14:18:39
↑と同じ
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