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異様な抽出?~検察審査会の疑惑

2010年10月06日 08時50分39秒 | おかしいぞ
今回の一件で、引っかかることがあったわけである。
それは、検察審査会の「若さ」である。

で、昨日は記事に書かなかったのだけれども、後で確かめてみようと思っていた。
すると、何かを「ヤバい」と感じた(?)のか知りませんが、妙に言い訳みたいな記事が出されていたので、より一層疑念は深まりましたね。

代表選当日の小沢氏審査、「議論煮詰まり」議決 (読売新聞) - Yahoo!ニュース


大阪地検だけに限らず、今度は東京地検特捜部も「必死だな感」溢れる対応となっておるようです。

とりあえずこれはおいておくとして、検察審査会の疑惑について書いておきたい。
何が気になるって、その若さなんですよ。


【小沢氏「強制起訴」】なぜ代表選の日に議決? 補助員は「影響ない」 - MSN産経ニュース


平均年齢が30歳程度、ということで、普通では有り得ないような抽出となっているわけです。このような状態が生み出されるのは、滅多にはないでしょう。どれくらい異様なのか、具体的に例で考えてみましょう。

11人の年齢構成はこんな感じ。

・平均年齢30歳

20歳 4人
25歳 4人
40歳 1人
50歳 1人
60歳 1人


何と、20歳代が8人!!
65歳以上の高齢者は人口の4人に1人くらいいるのに、選ばれる人がほぼいない、という状態。70歳が1人入ると、平均年齢30歳になる為には20歳の人が4人必要になってしまう。
平均が30.9歳であっても、3人の構成が40、50、60歳であると、残り8人の平均年齢は23.75歳となって、上記例とほぼ変わりない。


・平均年齢35歳

20歳 2人
25歳 2人
30歳 3人
45歳 2人
50歳 1人
65歳 1人


さっきほどではないが、それでもかなり若い。30歳以下を7人も入れるということがそう多くなるというのはちょっと考え難いわけである。例えば、3人が65歳、55歳、45歳という構成であると、残り8人は平均が27.5歳ということで、上の例と同じように20歳代を8人入れることは可能、ということである。


このような偶然がそんなにあるものなのだろうか?
人口構成上、20歳代なんてそう多くはないのに?(笑)


ここで、全くの架空のストーリーを考えてみるとしよう。

8人をサクラとしておけば、議決は決定的に支配できるわけだ。なので、8人を送り込むということに意味がある、ということである。

さて、昨今の弁護士稼業は大変らしく、就職難などと言われているらしいですが、将来検察官を志望するような優秀な学生さんたちはきっといるでしょう。そのような方々に、「将来を見据えて、重要な役割を担ってもらいたい、もし忠誠が確認されれば明るい着実な未来が待っているだろう」とか匂わされれば、是非引き受けたい、という人が出てきても不思議ではないかもしれない。

すると、絶対に秘密を守る、口外しない、ということで「検察の意向」を汲んでくれる、前途有望な20歳代の若者が8人、しっかりと議決してくれるということである。


それとも、検察という組織を防衛しなければならない方々は大勢いるわけである。何も現役とは限らない。OBにだって、仕事の都合(笑)上、守らねばならないと考えている人たちはいるであろう。そうすると、そういう弁護士事務所にいる若者なんかがいるかもしれない。
アシスタントなのか、何なのかは知らないけれども、「こういうふうに考えてくれ」というバイアスを含まれた人がメンバーに入ってしまうことになるかもしれない。

こういうような立場の人って、あんまり高齢者とかはいないんじゃないか、と思うわけですよ。概ね若い女性なんかが該当するのではないかな、と想像したりするわけですよ。


そうすると、議決というものがどう出されてゆくのか、というのを考えると、極めて偏った判断が出される可能性だって十分有り得るのではないか、と思えるわけである。

これまで審査会の中の描写なんて出された報道を見たことがなかった。
そのような情報を知っている人間は、非常に限られているからである。


敢えて報じるというのは、例えば事前にあったシナリオで、その役割をするサクラが入っていれば、何の問題もなく「議論は煮詰まった」となるでしょうね。外形的に見れば、それは「事実」だということになるわけで。いかに決まったストーリーだとしても、そう言ったのは事実だ、と主張することは可能なのだからね。

よく審議会とかのような所謂「有識者会議」でも、霞ヶ関側に付いている人間が会議を誘導して「議論は出尽くした、この報告書で決めましょう」とか、やるわけですよね?座長がそういう方向に持ってゆくことは珍しくはないんですよね?(楽天の三木谷に尋ねるとよい、笑)


架空の話をいくら考えてもしょうがないが、検察の謎はより一層深まるばかりである。




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