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大災害の陰に潜む「欺瞞」

2011年03月20日 22時12分46秒 | おかしいぞ
この度の大災害は、地震、津波、原発事故と、未曾有の出来事だった。それ故、日本全国の関心はそこに集中した。報道も当然そうなった。このことが、ある人間たちにとってみると、大変「好都合」という状況になっていたのではないか、と思う節があるのである。

この、好都合などという不謹慎極まりない表現は使いたくないが、災害や悲劇には心を痛めるけれど、それとは別の意味では「内心ほくそえんでいる」という人間がいるのではないか、ということなのである。それを看過することはできない。


もしも、今回の大災害がなかったとしたら、どうだっただろうか(本当に叶うなら、そうしたい。心底そう願う)。

いくつかの「関心事」というのが存在していたはずなのだ。
それは何か?


一つは、小沢一郎関連の裁判であろう。
東京第五検察審査会(未だに闇に包まれたままだ)の議決を受けた小沢自身の公判もあるが、3人の秘書の公判があった。

もう一つは、深刻な検察不信の発端となった大阪地検特捜部の捏造事件の裁判だ。郵便不正事件で重要な役割を果たした前田元検事の公判が行われたのだ。


丁度同じような時期に、これらの裁判が予定されていたので、情報操作を目論む連中が一計を案じていたのではなかろうか、というのが、当方の推測だった。

まず、大相撲の八百長ネタが放出されたのではないか、と。

2月2日>困った時の大相撲不祥事(笑)


そうすると、連日ワイドショーなどで取り上げられて、八百長八百長と連呼が続いたわけだ。重要な検察ネタについて、触れられるのは限られる、ということになるわけである。


大相撲の話は、もう出尽し感があると感じていたのか、予防線を張る為に仕込みをしておいたのか分からないが、続いて出されたのが世間的にはどうでもよさそうな「小向逃避行ネタ」だった。多分、以前の「ノリピー事件」の時に、かなりの長期間に渡って報じられていたということがヒントになっていたのではないかな。大相撲の八百長疑惑に飽きてきた頃合を見計らって、投入される予定だったのかもしれない。

で、事前に出国させておき、準備工作をしていたということでは。

2月8日>タレントの小向美奈子容疑者に逮捕状 覚醒剤譲り受けで 執行猶予中 - MSN産経ニュース


で、その後に独占インタビューとか、放送されたことがあったみたいなんですよね。逃げたとされるフィリピンとか、そういう場所で取材していた、というようなことらしいんです。居場所が分からない、とか言ってながら、取材はできて、放送もできたということなんですよね?
なんか、腑に落ちないんですよ。

そもそも執行猶予中のダンサーとかが、わざわざ海外に長期間出かけて行きますかね?そんなにお金を持っていたとも思えないんですよ。それに、自分で居場所を隠せるとか、そういう下準備みたいなこととか、本当にできますかね?
細かい部分まで、考えて行動できたようには思えないわけですよ。いや、小向容疑者が実際にどういう方なのか、全く知らないんですがね。

でも、ストーリーとしては、ヘンな感じ、ということです。

小向容疑者に逮捕状というのは、2月8日でしたね。でも、売った密売人というのが逮捕されたのは、もっと後だったらしい。

小向容疑者に薬物販売容疑 イラン人の男再逮捕 - 47NEWS(よんななニュース)


普通に考えて、海外に行っていて、どこにいるか分からない人間に逮捕状が先に出された、と。別件で既に逮捕されていた密売人は、後から逮捕、と?
じゃあ、小向容疑者の逮捕事実は、どのように調べられたのか?
密売人を任意で調べていたとか?
否認する小向容疑者を逮捕しても、密売人の逮捕に結びつく事実は出てこないんじゃ?

どうなんだろう、事件として。
こういう話って、何かヘンに思えるんですよ。


で、騒ぎが収まれば、何もなく放免と?

時事ドットコム:小向美奈子さん釈放=「お騒がせしすいません」-覚せい剤取締法違反・地検立川支部

タレントの小向美奈子容疑者(25)が覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で逮捕された事件で、東京地検立川支部は拘置期限の18日、現時点で起訴するに足りる証拠がないとして、小向さんを処分保留で釈放した。小向さんに覚せい剤を販売したとして逮捕されたイラン国籍の無職テルギーニ・ハミド被告(45)=別の同法違反罪などで起訴=も処分保留とした。


空港だったか、連行された時の小向容疑者の、やけに自信満々な態度とかが感じられ、自分が監獄に放り込まれるのではないか、といった恐怖心のようなものは、窺えなかったのである。表情にも、どことなく余裕のようなものがあったように思う。

で、筋書き通りに無罪放免、ということならば、普通に考えて、「仕込まれたストーリー」かもな、と。もしも、大地震騒動がなかったとしたら、毎日小向ネタでワイドショーが盛り上がっていたのかもしれない、と思いませんか?

グーグルさんで検索すると、関連記事なんかが多かったりするし、小向容疑者のふてぶてしいまでの態度が「開き直り」などと批判されていたりしたようだ。これは、割と多くの人たちが、そのように見えた、ということであり、それは上述したように「余裕の表れ」ということだったのでは、という見方を補強してくれるように思える。


大規模災害の報道は大事なことだ。

だが、それに隠れているものがあるのではないか、と注意して見ておくことが必要なのではないか。前田元検事の裁判なんかは、その最たるものだ。

福島第一原発の事故があって、佐藤元福島県知事の事件を取り上げた。

検察の闇と福島第一原発のプルサーマル計画


前田検事が担当していたという事件だったであろう?
郵便不正事件とは違っていたと言えるか?
東京地検特捜部が本当に勇み足ではなかったと言えるか?

混乱に乗じて、前田元検事を生贄に捧げ、幕引きを図ろうとしているのではないか?

捏造事件で隠そうとする検察審査会の闇


昨年に指摘した通り、東京地検特捜部にも何かがあったのではないのか?


今の民主党政権は政治的なリーダーシップに欠けるし、菅総理は頼りないし、危機管理能力に欠けるし、悪いところ尽くめということではあるかもしれない。が、福島原発の危機という事態を招いたのは、菅総理でもなければ民主党政権でもない。

東京電力という会社であり、電力行政や原子力行政を担っていた役所や自民党政権だ。

東電批判が表面化してきたら、これを菅政権(政府・民主党)批判、或いは菅総理の個人的資質批判にすり替えようとする論調が作られようとしている。

それは、本筋からは外れている。

菅総理や政権の情報公開・提供が不備だらけで問題があり、海外からも批判を浴びたにせよ、事故を起こしたのは東電である。最大の責任は東電にある。

これを、民主党政権批判にせねばならないとすれば、それは、「何を隠そうとしているのか」ということに目を向けるべきである。




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