いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

台湾を捨て、中国を選んだのは米国

2010年05月11日 21時52分42秒 | 外交問題
普天間基地の米軍は、「台湾有事の為にある」と言い張っている人たちがいるわけだが、そうすると、はっきり言えば台湾の中にその部隊を置けばいいのではないか、ということになるわな。


参考:

台湾有事と違憲性

「中国軍特殊部隊による台湾攻撃」という愚(追加あり)

「中国軍特殊部隊による台湾攻撃」という愚、の補足編

台湾向け武器売却と普天間問題



そもそも、中華民国を国連から追放し、常任理事国の座を奪ったのは、米国が選択した結果である。


1950年以降、台湾には米軍が駐留していたではないか。
朝鮮戦争勃発後、中華民国政府を守るために、米空軍は駐留していたんですよね?
だけど、ニクソンが中華民国を切り捨て、代わりに「中華人民共和国」を正規の国家として認めたわけだ。71年に国連加盟で、今の中国は承認されたわけです。

で、79年に米中国交回復が達成され、台湾は名実ともに米国に裏切られた、ということになったわけでしょう?
在台湾米軍は、完全撤退を完了したのが、この79年だったんですよね?

その撤退完了前に、議会が台湾との関係を細々とでも繋ぎ留めたのが、台湾関係法Taiwan Relations Actだったわけです。

台湾関係法 - Wikipedia


こうして、台湾から米軍が去ったのだから、その尻拭いを沖縄が負う必要性なんかないわけである。米国は、国益の為に「中国を選択」し、在台米軍撤退を実行したのであるから、その責任は米国にあるんだよ。

もし、本当に中国軍が脅威だ、と主張するなら、かつて台湾に米軍が駐留したのと同じように、台湾に米軍を駐留させればよい。海兵隊は熱烈歓迎を受けることだろう。


台湾のことをよく知らなかったものだから、79年まで米軍がいたなんて初めて知ったよ。ごめんなさい。


日本人の多くも多分知らないんだろうと思う。

ま、こういうのも、「ホラ見ろ、米軍が撤退した途端に、中国軍に占領される危機に直面するんだ」とか、都合よく理由に使う連中が出てくるかもしれんな(笑)。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。