まあ、私自身も「その(程度の)違いも知らない」ということは多々あるので、あんまり人のことを非難できるわけではありません。一応書いておくけど。
どうしても絡みたい、ということなのかもしれない。いや、真意の程は定かではないのであるが(笑)。
池田氏は後藤田議員に「その違いも知らないのか、ウェヘッヘッへ」とか言いたいんだろうな、とは思いますけど、議員は経済学者ではないので間違ったことを言うこともあるでしょうね、きっと。ま、それは完璧に防げない面はあるでしょうから、正しいと思われることを指摘してあげるとよいでしょう。けど、経済学者が間違っている場合には、もっと痛いわけです。経済学的に間違ったことを言う経済学者(もどきも含む)というのが、それこそ膨大に量産されているということについて自覚的であるべきでしょう。
はてなブックマーク - 後藤田正純氏の「三流消費者行政」 - 池田信夫 blog
元記事の一部を引用すると、次のように書かれていた。
「割高な金利を押しつけられ」たら、借りなければよい。事実、彼が強行した貸金業法の改正で消費者金融の貸付残高は半減し、中小の金融業者は壊滅した。借りる先を失った債務者の2割は自己破産するという調査もある。借りられない消費者は「ネオ闇金」とよばれる業者に流れ、多重債務問題はかえって深刻化している。ところが上限金利規制を批判した経済学者を、後藤田氏は「三流経済学者」と非難し、「サブプライム問題というのは日本で言うサラ金問題だ」という。サラ金は無担保金融、サブプライムは不動産担保金融であり、しかもサブプライムはノンリコースローンだから多重債務問題は起こらない。どうせ彼は、その違いも知らないのだろう。
=====
かなり根に持っているんだろうね、きっと(笑)。
反撃の心配がない「後藤田叩き」は、自分の正しさをアピールする上では恰好の獲物だもんね。例えば、「南京事件の○○はウソだ」論者を撃破することで、全ての論者を撃破した気になってバカにしている連中のやり口と似ているだろう。発言に落ち度のある議員をいかに批判できたとしても、池田氏の自説の正しさを補強することにはならない。
幾度か池田氏の主張は誤りがあることを指摘したのだが、池田氏がマトモに返答できたことなどない。まあ別に全てに答える義務などないので、それでもいいでしょう。こちらの書いたコメント削除やTB削除を行う程度の人間ですので、アレですが(笑)。
私は後藤田議員に何らの利害もないし、選挙で応援していたこともないし、奥様が美しいので羨ましいな、とは思ったことはあるけれども、特別に肩を持つわけでもないことはお断りしておきます。誰が後藤田議員について「○○だ、ぎゃはは」とか笑おうと、どうぞご自由に、とは思いますな。しかし、貸金業法改正関係については、私自身の主張というものがあったので、後藤田議員の代わりに反論しておきます。
こっちにかかってきなさい。そんなに悔しかったら、私に反論すればいいものを、撃たれる危険性のない「後藤田議員」を叩いては自分の溜飲を下げるのと、主張の正しさを演出しているだけだろう。経済ド素人の私の質問にさえ答えられない人間が、経済学についてよく知らない人間をバカになんてできんだろ?
自分の主張の正当性を説明してごらんよ。
経済学の学者だかなんだか知らんが、素人以下ってことはあり得ないんでしょう?それもできんの?(笑)
池田氏は最初「先進国には上限金利はない」と断言した。それは間違いですよね、と私が指摘したのが相当悔しかったらしい(笑)。
更に笑えるのが、これだ。
池田信夫氏への質問~3
この記事中にも挙げてあるが、池田氏は、「貸出金利はリスクを正確に反映する」という仮定も当たり前、と言っているのだ。これは堂下ペーパーにあったように、金利分布はリスクの分布と同じ意味、ということだ。これまで25%で借りていた人というのは、20%とか18%という金利では借入できない人、ということになる。消費者金融で20%以上で借りていた人たちは、現状の制度下では借入不可能になる。数百万人規模で、「これまで20%以上の金利で借りていた人」というのが「たちまち借りられなくなる」、というのが池田氏や経済学信奉者たちの主張だった。
本当にそんな現象が起こったんですかね?
ええ?どうなの?
「貸出金利はリスクを正確に反映」なんかしてないんだよ。貸出金利は下がったが、「借りられなくなる人たち」がこれまでの「借り手の46%」とか数百万人が市場から締め出されたりなんかしてないんじゃないか?もし、本当にそんなことが起こっているなら、貸金市場とクレジットカードキャッシングの残高は、激減しているわな。そんなことが起こったんですかね?キャッシング金利は以前には25%程度だったものが、軒並み18%以下に引き下げられてるからね。大手貸金も引き下げたけど。
「現実にそんな現象は起こっていないだろう」
というのが事前の私の意見でしたし、今もそうですな(笑)。経済学の理論が聞いて呆れるぜ。ホラ、どうしたの?説明できるはずだから、経済学の理論で説明してごらんよ。
消費者金融市場での貸出金利は「リスクを正確に反映する」とは言えない・3
貸出金利の大部分は、「コストの差」が反映されているだけだ。リスクの違いなどではないわな。低コストで貸せる業者が生き残るのは妥当なんだよ。だろ?中小貸金業者が存続できなくなるからといって、それは大問題とはならんな。効率的ではない業者が淘汰された、ってだけだろ(笑)。
例えば、こんな記事も書いていたな、池田氏は。
後藤田叩きは前からだもんね。
毎日新聞的ポピュリズム - 池田信夫 blog
(*)もう少しくわしいデータを『TAPALS白書』から補足しておく。消費者金融の債務者は、大手5社だけで1054万人(2005年)。そのうち、実に91%の債務者が20%以上の金利で借りている。業界全体では、債務者はこの1.5倍ぐらいだろうと推定され、中小の金利はほとんど20%以上だから、上限が20%になると1400万人以上が締め出されることになる。このうち3割ぐらいは金利引き下げで救済されると仮定しても、900万人以上が借り入れできなくなるだろう。金融庁の案でさえ、きわめて暴力的な価格統制である。
=====
コメント欄でも池田氏はこう書いている。
「上限を20%以下に下げたら債務者の半分以上が借り入れできなくなる根拠は、現在の平均貸出金利が23.15%、つまり過半数が20%以上で借りているからです。」
何と、900万人が締め出されるんだそうだよ(笑)。
bewaad氏の一派も、同じような主張をしていたんですがね>貸金業の上限金利問題~その9
本当にそんなことが起こっているなら、締め出された900~1000万人は合法的には何処からも借りられない、ということになり、そんな需要をヤミ金で補える?
どんだけ資金を持ってんだよ、ヤミ金業者は。数兆円単位ってか?
池田氏は、今回の後藤田バッシング記事にもこう書いている。再掲しておこう。
>事実、彼が強行した貸金業法の改正で消費者金融の貸付残高は半減し、
貸付残高が半減というのが「事実」なのだそうだ(笑)。
そんな現象がどこで観察されたのか、言ってみて欲しいもんだな。大手貸金は中小貸金の10倍くらい残高を持っていたけど、大手は半減なんかしてないみたいですけど?池田氏は自分だけの知ってる世界のデータを用いているのかもしれないから、「消費者金融の貸付残高は半減」を説明できる、ということだろうな。半減だったら、信用供与額は激減だわな。説明してみ。
まあ経済学理論とか謳っていても、実は真っ赤なニセモノってことは珍しくはないので、何処かの誰かが好き勝手な理論をぶち上げていることはよくあることでしょうな。
どうせ知らないのだろう、という言葉を適用する先が間違っているのではないか?
未だにウソを言ってるヤツラはいるわけだが、どうにかならんもんかね。
決して経済学がオカシイんじゃなく、用いる人間がオカシイのか、適用の仕方がオカシイのか、何かそういった原因があるのだろうな(笑)。負けず嫌いでもいいけど、ウソ八百を並べたり、いかにも読み手に誤解を植えつけるような書き方は止めて欲しいもんだな。
どうしても絡みたい、ということなのかもしれない。いや、真意の程は定かではないのであるが(笑)。
池田氏は後藤田議員に「その違いも知らないのか、ウェヘッヘッへ」とか言いたいんだろうな、とは思いますけど、議員は経済学者ではないので間違ったことを言うこともあるでしょうね、きっと。ま、それは完璧に防げない面はあるでしょうから、正しいと思われることを指摘してあげるとよいでしょう。けど、経済学者が間違っている場合には、もっと痛いわけです。経済学的に間違ったことを言う経済学者(もどきも含む)というのが、それこそ膨大に量産されているということについて自覚的であるべきでしょう。
はてなブックマーク - 後藤田正純氏の「三流消費者行政」 - 池田信夫 blog
元記事の一部を引用すると、次のように書かれていた。
「割高な金利を押しつけられ」たら、借りなければよい。事実、彼が強行した貸金業法の改正で消費者金融の貸付残高は半減し、中小の金融業者は壊滅した。借りる先を失った債務者の2割は自己破産するという調査もある。借りられない消費者は「ネオ闇金」とよばれる業者に流れ、多重債務問題はかえって深刻化している。ところが上限金利規制を批判した経済学者を、後藤田氏は「三流経済学者」と非難し、「サブプライム問題というのは日本で言うサラ金問題だ」という。サラ金は無担保金融、サブプライムは不動産担保金融であり、しかもサブプライムはノンリコースローンだから多重債務問題は起こらない。どうせ彼は、その違いも知らないのだろう。
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かなり根に持っているんだろうね、きっと(笑)。
反撃の心配がない「後藤田叩き」は、自分の正しさをアピールする上では恰好の獲物だもんね。例えば、「南京事件の○○はウソだ」論者を撃破することで、全ての論者を撃破した気になってバカにしている連中のやり口と似ているだろう。発言に落ち度のある議員をいかに批判できたとしても、池田氏の自説の正しさを補強することにはならない。
幾度か池田氏の主張は誤りがあることを指摘したのだが、池田氏がマトモに返答できたことなどない。まあ別に全てに答える義務などないので、それでもいいでしょう。こちらの書いたコメント削除やTB削除を行う程度の人間ですので、アレですが(笑)。
私は後藤田議員に何らの利害もないし、選挙で応援していたこともないし、奥様が美しいので羨ましいな、とは思ったことはあるけれども、特別に肩を持つわけでもないことはお断りしておきます。誰が後藤田議員について「○○だ、ぎゃはは」とか笑おうと、どうぞご自由に、とは思いますな。しかし、貸金業法改正関係については、私自身の主張というものがあったので、後藤田議員の代わりに反論しておきます。
こっちにかかってきなさい。そんなに悔しかったら、私に反論すればいいものを、撃たれる危険性のない「後藤田議員」を叩いては自分の溜飲を下げるのと、主張の正しさを演出しているだけだろう。経済ド素人の私の質問にさえ答えられない人間が、経済学についてよく知らない人間をバカになんてできんだろ?
自分の主張の正当性を説明してごらんよ。
経済学の学者だかなんだか知らんが、素人以下ってことはあり得ないんでしょう?それもできんの?(笑)
池田氏は最初「先進国には上限金利はない」と断言した。それは間違いですよね、と私が指摘したのが相当悔しかったらしい(笑)。
更に笑えるのが、これだ。
池田信夫氏への質問~3
この記事中にも挙げてあるが、池田氏は、「貸出金利はリスクを正確に反映する」という仮定も当たり前、と言っているのだ。これは堂下ペーパーにあったように、金利分布はリスクの分布と同じ意味、ということだ。これまで25%で借りていた人というのは、20%とか18%という金利では借入できない人、ということになる。消費者金融で20%以上で借りていた人たちは、現状の制度下では借入不可能になる。数百万人規模で、「これまで20%以上の金利で借りていた人」というのが「たちまち借りられなくなる」、というのが池田氏や経済学信奉者たちの主張だった。
本当にそんな現象が起こったんですかね?
ええ?どうなの?
「貸出金利はリスクを正確に反映」なんかしてないんだよ。貸出金利は下がったが、「借りられなくなる人たち」がこれまでの「借り手の46%」とか数百万人が市場から締め出されたりなんかしてないんじゃないか?もし、本当にそんなことが起こっているなら、貸金市場とクレジットカードキャッシングの残高は、激減しているわな。そんなことが起こったんですかね?キャッシング金利は以前には25%程度だったものが、軒並み18%以下に引き下げられてるからね。大手貸金も引き下げたけど。
「現実にそんな現象は起こっていないだろう」
というのが事前の私の意見でしたし、今もそうですな(笑)。経済学の理論が聞いて呆れるぜ。ホラ、どうしたの?説明できるはずだから、経済学の理論で説明してごらんよ。
消費者金融市場での貸出金利は「リスクを正確に反映する」とは言えない・3
貸出金利の大部分は、「コストの差」が反映されているだけだ。リスクの違いなどではないわな。低コストで貸せる業者が生き残るのは妥当なんだよ。だろ?中小貸金業者が存続できなくなるからといって、それは大問題とはならんな。効率的ではない業者が淘汰された、ってだけだろ(笑)。
例えば、こんな記事も書いていたな、池田氏は。
後藤田叩きは前からだもんね。
毎日新聞的ポピュリズム - 池田信夫 blog
(*)もう少しくわしいデータを『TAPALS白書』から補足しておく。消費者金融の債務者は、大手5社だけで1054万人(2005年)。そのうち、実に91%の債務者が20%以上の金利で借りている。業界全体では、債務者はこの1.5倍ぐらいだろうと推定され、中小の金利はほとんど20%以上だから、上限が20%になると1400万人以上が締め出されることになる。このうち3割ぐらいは金利引き下げで救済されると仮定しても、900万人以上が借り入れできなくなるだろう。金融庁の案でさえ、きわめて暴力的な価格統制である。
=====
コメント欄でも池田氏はこう書いている。
「上限を20%以下に下げたら債務者の半分以上が借り入れできなくなる根拠は、現在の平均貸出金利が23.15%、つまり過半数が20%以上で借りているからです。」
何と、900万人が締め出されるんだそうだよ(笑)。
bewaad氏の一派も、同じような主張をしていたんですがね>貸金業の上限金利問題~その9
本当にそんなことが起こっているなら、締め出された900~1000万人は合法的には何処からも借りられない、ということになり、そんな需要をヤミ金で補える?
どんだけ資金を持ってんだよ、ヤミ金業者は。数兆円単位ってか?
池田氏は、今回の後藤田バッシング記事にもこう書いている。再掲しておこう。
>事実、彼が強行した貸金業法の改正で消費者金融の貸付残高は半減し、
貸付残高が半減というのが「事実」なのだそうだ(笑)。
そんな現象がどこで観察されたのか、言ってみて欲しいもんだな。大手貸金は中小貸金の10倍くらい残高を持っていたけど、大手は半減なんかしてないみたいですけど?池田氏は自分だけの知ってる世界のデータを用いているのかもしれないから、「消費者金融の貸付残高は半減」を説明できる、ということだろうな。半減だったら、信用供与額は激減だわな。説明してみ。
まあ経済学理論とか謳っていても、実は真っ赤なニセモノってことは珍しくはないので、何処かの誰かが好き勝手な理論をぶち上げていることはよくあることでしょうな。
どうせ知らないのだろう、という言葉を適用する先が間違っているのではないか?
未だにウソを言ってるヤツラはいるわけだが、どうにかならんもんかね。
決して経済学がオカシイんじゃなく、用いる人間がオカシイのか、適用の仕方がオカシイのか、何かそういった原因があるのだろうな(笑)。負けず嫌いでもいいけど、ウソ八百を並べたり、いかにも読み手に誤解を植えつけるような書き方は止めて欲しいもんだな。