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M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

Night Fall

2008年12月17日 00時35分46秒 | Books
 風邪で伏せっている間に読み終えました。TWA800便の墜落事故が題材で、思いがけない方向に展開していくのに目が離せない思いでした。Bandaidの扱いが実に巧妙だったり、主人公がつまらない冗談を言ってみたり、妙に皮肉屋だったりするところが奥行きを持たせていたと思います。
'I headed back to New York on the New Jersey Turnpike, which is very senic, if you close your eyes and think of someplase else.'という調子で。
 後から、翻訳が出ていることと、"超音速漂流"の邦題で昔読んだ本の著者だったことを知り、何となく納得しています。続編にこれから取りかかります。

二冊目に突入

2008年08月28日 21時29分55秒 | Books
このところ、ブルードーザ型読書(*渡辺千賀さんの表現)傾向が続いています。PDPを売る過程で日本の会社と激しい競争を演じる主人公が巻き込まれる騒動を描いた作品(手前の一冊)を今日読破。取材で訪問したなかで、某社が一番対応がよかったと書いてあったりして面白かったです。早速、二冊目(真ん中)に手をつけました。

*http://www.chikawatanabe.com/blog/aboutme.html

 熱気球から見たLuxembourgの写真展を観てきました。予習の一部に??
http://m.asahi-mullion.com/art/detail.phtml?event_id=12072&PHPSESSID=9520987a125fde37beaedd4539974639
http://www.luxembourg.co.uk/musel/authors.html

読んでしまいました

2008年06月21日 15時44分21秒 | Books
 Rainシリーズの最新作を読んでしまいました。続編が出るのは来年2月とあっては、我慢していても仕方がないと考え、目の調子が戻った先週から一挙にペースを上げました。前作は心残りな別れがいくつもあったのに比べ、この作品は大願成就もあり、落ち着いて読めるものでした。
 次の作品はFault lineというそうで(地震に対する感度の上がっている時期に不謹慎ですが)、Silicon valleyにある行きつけのビール醸造所と同じです。

 後半にRotterdamが出てきたので、古い写真を発掘。9-11直後の出張で、日曜日に立ち寄りました。Boschの大規模な展覧会が開催されていたためで、それにつられて学会に出たようなものだったかも知れません。後のBosch巡礼で再会した絵もいくつか。
 




悲しい表紙

2008年06月13日 21時03分23秒 | Books
 StereoSound別冊で往年の真空管アンプというのが出ました。McIntoshとMarantzの再録はともかくとして、Quadに関する新しい記事があったので購入。ところが写真がきれいなので有名なこのシリーズにしては悲しい表紙でした。MC275の前列左から二本目の球(12AU7)が傾いてささっています。石のアンプならtransistorが傾いていようが逆さまだろうが気にしませんが、球では許せません。
 もっとすごいのも過去にはあって、ラ技から'99年に出た武末さんのampの本は表紙のVT62 parallel single(名作です)の後列左から二本目(12BH7)が激しく傾いています。輸送中に動いてしまったのでしょう。この写真はcontrastもいい加減で、表紙としては失格だと思っています。傾いた球をそのまま撮影する人も、そのまま掲載する人も武末さんに失礼だと思うし。


 ここ数週間、finderを覗く側の目が不調で、不出来な写真の言い訳を提供してくれていました。だんだんひどくなってきたので、さっき眼科に行き、手術してもらいました。麻酔が切れてちょっと痛みますが、ずっと続いていた違和感が払拭できてすっきり。ようやく気分よく本が読めるようになりました。 

Rain in Spain

2008年05月13日 22時32分20秒 | Books
 師匠から、更新が滞っているが生きているかと言われてしまいました。週末はエアコンの設置工事に振り回され、Ring lightの試写もできずに終わっています。それでも、15Aに耐える延長cordはないかと業者に問われ、これでどうですかとすぐに用意できる家もそれほど多くないだろうと思ったりはしました。

 しばらく体調が安定せず、特に耳の具合がおかしかったので、音楽を聴く楽しみをあきらめて過ごしました。その分、本が読めたので、多少なりとも積ん読が減ったと思います。一番面白かったのは、これ。のんびり読んでいるうちにpaperbackが出てしまって後悔しています。Hardcoverは重くて、寝転がって読むわけにいかなかったのです。



 これから読もうとしているのが、これ。

右のはRainシリーズの続編で、出たばかりのpaperback。左は、WWIIで不時着や撃墜されたクルーのその後を紹介したちょっと珍しい記録。なかでも、UK海岸に墜落したドイツ機と、同じ空戦で交戦したイギリス機のその後が両方語られているのは、びっくりです。

夜の秋葉原

2008年04月19日 23時54分46秒 | Books
 渡辺千賀さんの講演を聴いてきました。あれこれ忙しい日だったので、せっかくの秋葉原でしたが、会場と駅を往復したのみ。月曜日にまた行ける可能性があるからと、ここは我慢です。
 講演の概要は先に公表されていて、前回のような小道具が登場しなかったのがちょっと残念。それでも、やはりその場にいないと伝わらない部分がたくさんあって、有意義でした(一例を下に)。http://www.chikawatanabe.com/blog/2008/04/19.html

 質疑の際に、どんな仕事であれ、ちゃんとやらない人に価値を認めない(水道屋なら水道屋の仕事をちゃんとやって当たり前)という話題が出ました。その線で考えると、最初に登壇した主催者は、スライドはちゃんと出せないし、喋りながら頭をスクリーンに向けてしまうので、文章の後半は常にmicrophoneの指向性の範囲を外れてしまい、何を言っているか聞き取れない人。価値を認めにくい人の原寸大模型が登壇していたのだと、帰りの電車で突然気づきました。

二つめのC

2008年03月18日 23時24分32秒 | Books
 下で土台にした本とセットで宣伝されている雰囲気のある"パラダイス鎖国"を読みました。
 土台と比べると、こっちの方がはるかに面白いというのが結論。本のタイトルからしてユニークだし、諸処に出てくる"厳しいぬるま湯"や"すでに持っているものをリサイクル(品物ではなく能力の話)"など、言葉の意味をうまく作っているのが特徴。
 情報を相手に誤りなく伝えるための工夫をこらすのは、著者の本業だった通信の世界では優先度の高い技術で、そこがたぶんcomputerを背景に持つ人たちとの表現や姿勢の違いになっているのだろうと感じ取りました。Computer & Communicationと並び称されるとき、やはり私は二つめのCに惹かれます。

 でも、この本を買い占めて布教活動を始めそうもないのは、前半にあまりなじみのない映画の話が出てきたり、中盤でアナリストがしょっちゅう使うのと大差ない(何となく中立・公平そうな)統計が並んだりするためです。


Shoulder check

2007年10月23日 22時14分48秒 | Books
 表題の表現が気になって師匠にご相談したりしていましたが、出張中に読み終えました。東京の街並みの描写が丁寧ですが、あいにくあまり土地勘のないところがほとんどで、秋葉原でも出してもらえばと思いました。やみくもに強いだけではない主人公がこれからどうするか気になって、続編を発注しています。

San Diego, 1999

2007年08月21日 22時27分00秒 | Books
 夏休みに読み終えた本です。この著者の最高傑作と聞いていましたが、それほどでもありませんでした。最初に読んだ作品の方が強烈な印象だったと思います。掲載が遅れたのは、昔の写真を探していたからで、ちょっとだけ出てくるSan Diegoです。しばらく遠ざかっていましたが、来年また行くかも知れません。ここの航空博物館は必見です。