M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

モジュール化

2010年02月27日 21時38分44秒 | DIY Electronics
 忙しかった一週間から翌週に向かう元気を蓄えるには、工作が一番です。"穴だらけ"と命名したprojectは、先に載せたとおりの穴だらけのシャーシに始まり、基板も再利用で余計な穴が開いています。これは-C電源モジュールですが、AC adaptorを殻割りして出てきたトランスは、基板の穴を隠す役目もしています。

 実は、この写真の状態では部品の誤実装がありました。別のモジュールを組み始めて、必要な抵抗が見つからないとなった時点で気がつきました。通電前でよかったです。
 通電後、整流出力電圧がもくろみより高いことがわかり、処置しました。モジュール化して工作を進めると、最後に全部つないだところで動かないことがわかるという苦労が回避できます。何よりも、混雑した机のわずかな空き地を利用して作業ができるのが私には向いているのです。

また訃報

2010年02月15日 22時30分50秒 | Books
 訃報ばかりで記事を書くのもどうかと思いつつ。ディック・フランシスは訳本で読んだ方が多く、原書に手を出したのは数冊にとどまります。馬の話はさておき、パイロットの経歴から飛行機がしばしば登場するのが楽しみでした。

 上に乗っているDVDは"ユダの山羊"ですが、小説とは別物でした。そもそも探偵がLondonに飛んでいかないのですから話になりません。

金属加工の一日

2010年02月14日 21時00分16秒 | DIY Electronics
 20年ほど前に上司だった方から"今ごろ真空管をいじっているやつがいるとは珍しい"と、若い頃作ったampの残骸を拝領しました。きれいに墨入れされた回路図もついていて、さすがに年季の入った人は違うと感激したものです。ところが、caseを空けてみて仰天。蜘蛛の巣と言うしかない配線でした。これではどうにもならないと、即座に解体して主要な部品を棚に上げ、caseは別の用途に転用。
 そのまましばらく放置していたものを、改めてampに組み替えるべく、加工を始めました。二度の転用で穴だらけになっているシャーシはあて板を作って再利用します。あて板二枚とシャーシの加工で半日掛かってしまいました。
 後日、Archiveに掲載できるように、製作過程の記録を残すつもりです。

HolligerのOboe

2010年02月14日 20時50分59秒 | Music
 水曜日の話で、かなり古新聞になってしまいました。
'70年代にAlbinoniのLPを聴きつぶしたことがあり、まさか今ごろHolligerが現役で聴けるとは思っていなかったので、発売予告を見たときは、ちょっと信じられませんでした。気を取り直して発売日に予約、ゆうゆう4列目の真ん中辺で聴くことができました。
 超絶技巧というと、何かのコンクールに入賞する日本人演奏家やポリーニの印象がありますが(技巧はすごいが、音楽として伝わってくるものがない)、Holligerは違います。彼のために作曲された難曲をすいすい吹いていたかと思うと、Mozartを軽やかに演奏してくれて、堪能しました。一族としては、J.C.Bachが1.5曲(アンコールを含む)あったのも嬉しいprogramでした。

 演奏者に近いところで聴いたので直接音がほとんど、Holligerの息づかいが聞こえて来ましたが、響きとしてはこのCDに近いものでした。

Bachの楽譜

2010年02月07日 22時21分25秒 | Music
 このところ、慣れないことに頭を痛める日々が続いていました。今日はようやく本業に戻り、大変興味深い講演を聴くことができました。昨年11月にサントリーホールでさわりを聞いてからずっと楽しみにしていたのですが、期待は裏切られませんでした。
http://blog.goo.ne.jp/cpu_bach/d/20091123

これでまた買いたいCDが増えてしまった気がします。

訃報、もう一件

2010年02月04日 21時31分13秒 | Books
このところ連日忙しくて、情報に追従する速度が低下しています。"Spenser has gone to London -- and not to see the Queen."と説明されるJudas goatが一番の傑作だと思っていますが、肝心の本を見つけだせませんでした。Bostonを離れているからこそ面白いのだと感じます。

 新聞記事だけでは格好がつかないので、手当たり次第に出てきた本を載せました。この作品は好みではありませんから、念のため。

 Judas goatは、B-17とB-24のEurope爆撃でも出てくる表現です。