FM tunerの出力回路にちゃんとした高圧電源を用意しようと考えて、実験に取り掛かりました。15V 5AのAC-DCconverterを使い、この出力をDC-DC converterで昇圧します。入力: 12-24V, 出力: 200-450V, 70Wというもので、22kΩを負荷して205Vが得られることを確認しました。0.6Vほどの雑音が乗っているので、filterを検討します。左上がDC-DC converterで、固定構造が全くないため、工夫が必要です。
ルーペでは判読できないICの型番を、macro撮影することでようやく解読しました。Silicon LaboratoriesのSi4831でした。
電源部にLM317が使われていますが、入出力に高周波用bypassコンデンサが見当たりません。みっともないですが、裏付けで追加しています。
電源部にLM317が使われていますが、入出力に高周波用bypassコンデンサが見当たりません。みっともないですが、裏付けで追加しています。
ECC83をまとめて測定していたところ、Telefunken製の2本が測定不能でした。TV-7Dのmeterが全く振れないのです。
長いこと保管していた球なので、pinが酸化していると想定し、MC13というメタルクリーナを試しました。効果は歴然、2本とも測定可能になり、正常値を確認できました。
昔は金属ブラシでこすったり、ひどいときは鑢を持ち出したりしましたが、今後は穏やかに清掃できます。
長いこと保管していた球なので、pinが酸化していると想定し、MC13というメタルクリーナを試しました。効果は歴然、2本とも測定可能になり、正常値を確認できました。
昔は金属ブラシでこすったり、ひどいときは鑢を持ち出したりしましたが、今後は穏やかに清掃できます。
二つほど残っていた問題が解消し、全体の通電試験をすませました。回路定数の微調整が残っていますが、おおむね期待通りの動作をしています。途中で別のprojectが割り込んだりしましたが、ようやくgoalが見えてきました。
いよいよ大詰めに来ました。電源トランスを取り付け、シャーシ上面にもう一つトランスが乗っています。基板から配線を引き出したいところにちょうど別の部品がかぶさるなど、予期せぬ事態も生じていますが、予め線をつないでからシャーシに基板を固定するなど、作業手順でどうにかcoverできるめどが立ちました。