M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

Ewig...ewig...

2012年03月31日 13時32分33秒 | Music
 昨日はインバル・都響の「亡き子をしのぶ歌」と「大地の歌」。後者は一番初めに聴き始めたMahlerですが、concertで聴くのは初めてです。当技研の一株株主が最近妙にMahlerに入れ込んでいるのに多少の影響を受けて聴くことにしたもの。

 どちらの曲も、これまでずっとフェリアさんしか知らなかったので、おしまいのewig...ewig...はもっと幽き響きでないといけないなあと改めて思いました。
あまり期待していなかった楽団は、今日で卒業する人もいたからか楽器が多すぎる印象で、もう少し腕前を揃えてもらいたいと、関係者に殴られそうな感想を持ちました。
写真は、普段聴いているものとは違えてあります。

MS-3 古い部品の調査

2012年03月20日 15時45分14秒 | DIY Electronics
 MS-3の再改造の一環で、取り外した部品を分解してみました。他にも同じくらい年季の入ったampがありますが、それらを今後どう処置するかの判断材料にするためです。
 35年以上経っているrotary switchは接点の酸化が進んでいて、ときたま接触が不安定になる現象の裏付けが得られました。共通接点は光っていますが、個別の端子は時計の4時と5時の部分にある二本を除いては光沢がありません。酸化膜ができてしまっているようです。今でも同じ形の部品が手に入るので、迷わず交換することにしました。隣に並んでいた密閉型の二連VRは1972年製と表示がありますが、今でも問題なく使えています。立派な工業製品だと思いましたが、ついでに交換することにしました。
 1990年代の一回目の改造の際に交換していた電解コンデンサは、すでに頂部がふくらんでいました。これは交換時に新品だったかどうか、少し怪しいところがあります。今回の電源部の改修で不要になる部品でもあり、とっとと撤去しました。
 これまでに背面板の追加加工がほぼ終わり、前面板は出力端子以外の部品を全部交換することにして、改装中です。

MS-3の再改造計画

2012年03月18日 20時00分21秒 | DIY Electronics
StaxのEar speakerを駆動するアンプの見直し計画です。学生時代から使っているものですが、1990年代に一度Professional仕様に対応できるように、bias電圧を上げました。写真は、再改造前の状態を記録するためのもの。不思議な構造なので、上下のcoverを外すと、前面panelが配線だけでつながった形で浮き上がります。

今回は安定化電源の導入を目論んでいます。あわせて、放熱の改善と老朽化した機構部品(入力端子とrotary switch)を交換します。今日は裏蓋に通気孔を開けただけで、大半の仕事はこれからです。

みかか品質

2012年03月13日 23時14分46秒 | Errata
 昼間は秋葉原で役人の要領を得ない長話に苦しんでいました。おまけに調達すべき部品のメモを忘れたまま出かけてしまい、不完全燃焼に。

 そんな夜、田舎から転送されてきた郵便物にとどめを刺されました。
グループ会社がwalk with youとかdrive with youとか、相変わらず意味不明の広告をばらまいているのに比べると罪は軽いのかも知れませんが...。

フローティング定電圧電源の実験

2012年03月11日 21時23分01秒 | DIY Electronics
 古典的なCA723を引っ張り出して、負電源のフローティング安定化を実験しました。学生時代から何度か試みて成功したことのなかった回路です。今回は十分に思考実験を重ね、然るべき回路定数をはじいていたので無事に動作しました。
 これが成功したのを受けて、何年も仕掛のまま棚に眠っている6BX7 SRPP (Stax Ear speaker amp)projectは中止することにします。因果関係が複雑ですが、1970年代に組んで今でも実用になっているMS-3の電源部を改装することで、Staxの最新型にも何ら問題なく対応できる目処が立ったからです。
 MS-3はSelector switchの接触抵抗がときたま不安定なので部品交換が必要です。併せて、放熱対策として追加の穴開けをするつもりで、この際電源の安定化もやってしまおうとなりました。負電源側にうまい回路が思いつかず、決心ができていなかったのですが、今回の723方式で何とか行けそうです。

桃まつり

2012年03月11日 16時48分03秒 | Landscapes
いくら何でも花には早すぎるだろうと思いながら、桃まつりの会場に行ってみました。つぼみを撮影していたら、"そのcameraはG12ですか?"と訊かれました。あいにくG11だったし、そんなに珍しいものではないのにと思いましたが、G12とP何とかという機種のどちらを買うか迷っておられる方でした。

MS-1111の結末

2012年03月03日 12時47分37秒 | DIY Electronics
L-channelだけボコッという問題とずっと戦っていました。初段だけ、あるいは全体の+B電源供給を遅らせたり、初段管と出力管を同じheater巻線につないで一緒に暖まるのを願ったりしたのですが、どれも成功せず。後ろ向きの対策ですが、雑音が出てしまってからspeakerをつなぐことで決着させました。不満足ですが、これ以上の対策が浮かびませんでした。それに従って、回路図の誤記を訂正し、muting回路を追記しました。久しぶりにarchivesのsiteを更新したことになります。他のpagesも気づいていた誤記を直したりしています。