M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

二日連続で200年のgap

2017年10月29日 23時45分07秒 | Music
 一昨日は、SchaibeとGrieg、昨日はJ. S. BachとBartokと200年離れた作品を続けて聴きました。後者はBachのsonataの第四楽章でVeronika EberleのViolinの弦が切れるaccident。初めての経験でした。踏ん張るときの足音が印象的だったSchumannのsonataに続くアンコールはBrahmsの3番の2楽章。絶妙の選曲だったと思います。
 この日は雨の中、秋葉原で部品(Cannon connectorを使うとすぐに在庫が減る皿ビスなど)を買ってからconcertに。GPSが記録した経路はビルの影響でかなり実態からはずれています。

Filament直流点火の実験

2017年10月16日 20時44分07秒 | DIY Electronics
 PX4とVT52が兼用できるampに着手しています。

 Filamentは直流点火しますが、4Vと6.3Vを切り換える必要があり、dropper式では発熱が問題です。秋月でMPM01というhybrid ICを見つけ、DC-DC converter式を候補に挙げました。
 雑音が心配なので、予備実験をやっています。実験用シャーシにfilament電源と出力管(US socketがついていたので6B4Gを実装)、出力トランスを組みつけました。トランスの向きがばらばらなのは、元からあった穴を流用しているからです。
 MPM01の推奨回路通りに組んだものは、高周波雑音が気になります。Spike状の雑音を落としておかないと、耳に聞こえる雑音に化けるでしょう。

 推奨回路は電解コンデンサだけなので、基板上に1uFのチップコンデンサを4個追加して、制御ICの入出力端子直近でbypass。これで振幅はかなり下がりますが、依然spikeは残っています。

 いよいよinductorの出番だろうと、シャーシ状に転がっているフェライトクランプを追加したところ、高周波成分はあっさり消失しました。残っている250kHz成分は、converterの発振周波数と一致します。念のため、出力トランスの二次側にも怪しい雑音が乗っていないことも確認し、この方式が適用できそうだとの見通しを得ました。



久々の大桟橋

2017年10月12日 23時51分27秒 | Landscapes
 近くで技術会議があったので、機材を携えて出かけました。
大桟橋についたら飛鳥Ⅱが着岸していて、撮りたい方向の視界を遮っています。
幸い、1700に出港してくれたので、事なきを得ました。

 雨の予報があったし、何だか全体にもやっていて悪条件でしたが、せっかく
来たからとしばらく撮影。

TS 24mmに加えて、EFS 24mmのpancakeも試運転です。

27.6Hzのずれ

2017年10月08日 22時01分22秒 | DIY Electronics
 eBayでGPS基準発振器を調達しました。同様のものを作ろうと部品の準備をしていたのですが、なかなか手がつけられない状況から、購入に切り換え。実験室の北向きの窓際にアンテナを置いても十分受信できました。


 まっさきに接続したのはHP 53131Aで、両者とも約一日通電した後の表示です。内蔵発振器が27.6Hzずれていますが、当面の用途には十分でしょう。2.8ppmですから。


三逓倍

2017年10月06日 23時35分46秒 | Science and Technology
 雨の中、依佐美送信所記念館を見学してきました。長波の発生に発電機を使う方式なのは知っていましたが、所望の周波数を得るために三逓倍していたことを現地で初めて知りました(あまり予習して行かなかったのです)。
逓倍回路は画像のもので、トランスを飽和させて非線形動作させ、高調波を得るという原理だそうです。こんな低い周波数で能動素子を使わずに逓倍できるのかとしばし考え込んでしまいましたが、言われてみれば納得です。

 黎明期の水晶振動子を使った発振器を発電機式と置き換えて電波を出したら、Europeの局から"お前、今日はえらく安定しているな"と言われたという裏話を以前聞いたのを思い出していました。