しばらく書き物に集中していて、更新ができませんでした。ようやく写真を発掘したので、SpainにMalagaのpageを追加しています。ゆっくり街を歩いたわけではないので、これまたarchiveが目的です。
このところ、遅延回路ばかりいじっている感がありますが、OmronのHY3 timerが動作不安定になりました。遅延時間がばらつくのです。
壊すのを覚悟で開封したところ、時間設定つまみにつながっている可変抵抗が接触不良を起こしていました。こんな小さな図体に、構造体が二段階にとりついて、外から操作する仕掛けになっているのには感動しましたが、抵抗値の仕様は1.44MΩ、経年変化が起きるのも納得です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/5f/cf067a3ceafe5816c5248309fbedbf0f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/c8/69fbad601a91808bb2660aa065d266af_s.jpg)
現状の用途では遅延時間を可変する必要はないので、750kΩの固定抵抗に置き換えました。ついでにきわどい配線でつながっていたタンタル電解を積層セラミックコンデンサに入れ換え。
通電したところ、82秒で動作しました。もう少し抵抗値を減らしてもよさそうです。
壊すのを覚悟で開封したところ、時間設定つまみにつながっている可変抵抗が接触不良を起こしていました。こんな小さな図体に、構造体が二段階にとりついて、外から操作する仕掛けになっているのには感動しましたが、抵抗値の仕様は1.44MΩ、経年変化が起きるのも納得です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/5f/cf067a3ceafe5816c5248309fbedbf0f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/c8/69fbad601a91808bb2660aa065d266af_s.jpg)
現状の用途では遅延時間を可変する必要はないので、750kΩの固定抵抗に置き換えました。ついでにきわどい配線でつながっていたタンタル電解を積層セラミックコンデンサに入れ換え。
通電したところ、82秒で動作しました。もう少し抵抗値を減らしてもよさそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/ea/adb40e57976278bcf52c2a9101a80daf_s.jpg)
RME40の正体がわかったところで、早速活用することにしました。組立途中の電源に潜り込ませます。Al板の切れ端を加工して、リレーと並べました。この状態で通電したところ、35秒でリレーが動作。順調です。
ずっと以前にCさんからいただいていたThermal relay管のうち、RME40という球の規格が
不明なままでした。せっかく玉川工場の検査済証まで入っているのに、正体不明では気の毒です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/42/83aeeaf0c3c8eaa7736c9370917084fe_s.jpg)
比較的情報が集まっている真空管物語のsiteにも、RMA (6.3V), RMB (26.5V), RMC (48V),RMD (117V)と、7 pinの球は型番の三桁目がheater電圧を示すと書かれていますが、Eはないし、mt 9pinの型番は出てきません。
まさか230Vではなかろうがと思いながら、自力で調べることにして、まず端子配列の吟味から。
外から電極とpinの接続を追いかけると、Amperite製品と同じ配列だとわかりました。画像は
同社のcatalogから拝借。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/7a/bffa83bf4b4fb782283b608d626fb803_s.jpg)
Heaterの足がわかったので抵抗を計ると2kΩを示します。これならmt 7 pinにもある117V
仕様に近い値です。試しにDC100Vを印加してみたら55mAほど流れて、30-40秒でリレー端子が
導通しました。
「エレクトロニクス」1957年2月号にこの種の球の解説記事があり、GTの117V仕様の球は0.05Aと
書いてあるので、ほぼ一致します。写真で隣に写っている7 pinの球はRMC67で、48V, 67秒です。
この種の球は'70年代に使って以来、出番がありませんが、いつかまた日の目を見せてやりたい
ものです。
不明なままでした。せっかく玉川工場の検査済証まで入っているのに、正体不明では気の毒です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/42/83aeeaf0c3c8eaa7736c9370917084fe_s.jpg)
比較的情報が集まっている真空管物語のsiteにも、RMA (6.3V), RMB (26.5V), RMC (48V),RMD (117V)と、7 pinの球は型番の三桁目がheater電圧を示すと書かれていますが、Eはないし、mt 9pinの型番は出てきません。
まさか230Vではなかろうがと思いながら、自力で調べることにして、まず端子配列の吟味から。
外から電極とpinの接続を追いかけると、Amperite製品と同じ配列だとわかりました。画像は
同社のcatalogから拝借。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/7a/bffa83bf4b4fb782283b608d626fb803_s.jpg)
Heaterの足がわかったので抵抗を計ると2kΩを示します。これならmt 7 pinにもある117V
仕様に近い値です。試しにDC100Vを印加してみたら55mAほど流れて、30-40秒でリレー端子が
導通しました。
「エレクトロニクス」1957年2月号にこの種の球の解説記事があり、GTの117V仕様の球は0.05Aと
書いてあるので、ほぼ一致します。写真で隣に写っている7 pinの球はRMC67で、48V, 67秒です。
この種の球は'70年代に使って以来、出番がありませんが、いつかまた日の目を見せてやりたい
ものです。
旅の記録を見直しています。あれほど何度も出張したのに、Italyのpageが皆無でした。ろくに写真が残っていないのと、自由時間が少なかったのが要因です。何とかMilanだけ、見つかった写真を整理しました。