M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

ケースの考古学

2011年01月24日 21時44分07秒 | DIY Electronics
 今度はケースの話です。こちらは未使用の状態でもらい受け、20年ほど保管していたもので、組み立て式のためにこれまで出番がありませんでした。最近の工作物には手頃な大きさだと引っ張り出したはいいのですが、部品が足りません。その間、引越しもしていますから、家捜ししても見つかる可能性は大きくないのです。
 ともかく、これがもう一個ないと箱の格好にならないと悩んでいました。じっくりcatalogueを読んでみたら、現役製品にも同じ部品が使われていることがわかりました。早速タカチに相談したところ、二個単位で販売しているとのこと。これで復活の可能性が出てきました。古いものをいつまでも持っていると、情報探索に時間が掛かります。

電子部品考古学

2011年01月23日 15時03分35秒 | DIY Electronics
 次のprojectに使う部品を物色していて、学生時代に入手していた安定化電源用のICを発掘しました。これでも必要な性能が出せると思ったのはいいのですが、data sheetが行方不明。Web siteでの検索もむなしい結果で、半ばあきらめて寝る支度をしているときに、思いがけないfileに資料が埋もれているのに気づきました。部品の形状が大きければ、資料と一緒に保管するのが正しいのですが、今のような条件ではそれも叶いません。
 偶然にも穴のpitchが適合する放熱板も見つかり、実現性が一挙に高まりました。当初は、最近のトラ技に"DIP型は無意味に端子数が多い"と書かれた723を持ち出す計画だったのを、急遽変更しました。長年贔屓にしている石を応援したかったのに。

 失せものといえば、資料をscanしてHDDに保管しようとしているのに、Sheet feederつきのscannerが常置場所に見つかりません。Good grief.

FET選別治具二号機

2011年01月16日 20時18分55秒 | DIY Electronics
 十分稼働しないうちに一号機を知人に貸し出したら、戻ってくる気配がありません。
しかたがないので、安直な工作で二号機を作りました。
 今は使い道のなくなったFloppy diskのcaseを簡単に加工したのですが、FETの脱着で板がしなって使い心地に難があります。今さら補強するのも面倒なので、socketが壊れたときに対処しようと思います。
 気が乗らないのは、主として喉にきた風邪のせいで、今朝は声が出ませんでした。

Kalei nutsで解決

2011年01月13日 21時38分03秒 | DIY Electronics
 ボンネットを固定するタップが馬鹿になっていたMS-1101のケースは、カレイナットで修復できました。以前から情報を持っていましたが、試したのはこれが初めてです。本来はプレスで圧入する部品を、ステンレスビスで締め込むことでそれなりの形に固定できました。画面はケースの内側を見ていますが、反対側は、外壁とほぼ面一のところまで食い込んでいます。ナットは鉄製ですから、Al板に切ったタップよりも長寿命でしょう。
結果論ですが、下穴を規定の大きさに開けておくのがコツのようです。M4ならφ5.5と指定されていますが、キリがなかったので7/32"(5.56mm)を使いました。ビスを締め込んで行くにつれ、半ば自動的に穴の中心にナットが固定されました。これなら、位置ずれの心配もあまりしなくてよさそうです。

 余談ですが、この部品を調達する前に羽田空港で打合せをしていました。国際線→国内線第二→国内線第一の順で移動したら、設備の寂れ具合が航空会社の業績にlinkしている錯覚に陥りました。

MS-1101竣工

2011年01月10日 17時44分46秒 | DIY Electronics
 電源の発振などで思いの外時間を要しましたが、無事に完成しました。さっきから試聴しています。低音の出方が特徴的なampだとわかりました。ケースの流用はよかったのですが、ボンネットを固定するタップが馬鹿になっていることがわかりました。M4ビスが回さなくてもはまってしまうのです...。Good grief. 
 ともかく、経緯をまとめてarchivesに載せました。