M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

採寸ミス

2008年05月31日 20時32分04秒 | DIY Electronics
 久しぶりに本格的なシャーシ加工をしました。計画したまま時間が過ぎていたStax専用ampです。
 雨で涼しかったし、うるさいと苦情を言う家族がみんな留守だったし、しばらく悩まされていた肘痛もこのところおさまっていたし、条件が整っていました。ホールソーと油圧シャーシパンチの威力は絶大で、あっさり終了。
 ところが、例によってそそっかしい性格ゆえ、電源トランスの固定ビス間隔を間違ってしまい、みっともない結果になりました。トランスをかさ上げして固定するのでビス穴周辺の強度が落ちるのは困るのですが、取り付かないのでは仕方がないし、やむなく追加加工を決断。斜めから覗くと余計な穴が見えてしまうでしょう。
 前面と背面はこれから小物の配置を決め、明日加工します。
先日、切れ味の悪い工具の入れ換えをした際にハンドニブラを含めておくべきでした。バネがへたっているようで刃の戻りが芳しくありません。



三国同盟崩壊

2008年05月27日 23時36分53秒 | Cameras
 ドイツから出張してきている三人に、明日ドイツに出張する日本人を加えて、5人で夕方から技術会議をやっていました。議論になると終わらなくなってしまうので、あれこれ話題を発散させているうちに、
"やらなかったことへの後悔">"やってしまったことへの後悔"
という、まるで4月の千賀さんの講演と同じ話に行き着きました。いずこも同じだなあと感じた次第です。
 その後、共通の仲間であるItalyの連中の話題に。もっぱら悪口に終始した感があり、三国同盟はどこへやら。攻められていた一人は来月来日する予定があり、今日の話をどう伝えるか思案中です。

 ドイツ人の一人は今回の出張でDSLRの機種を決めて帰る(買うのは次回の出張)とのこと。40DかD300かで迷っているのを見て、強く背中を押してあげました。結果は来月にわかるはずです。

SH-8075の手入れ

2008年05月24日 17時14分32秒 | DIY Electronics
 何度も開け閉めしたくないので、一挙に電解コンデンサなどの交換をすませました。平滑用の1,000uF 50Vは脚の付け根が少しふくれ気味。基板が汚れて見えるのは、コンデンサを固定していた接着剤の残渣です。元のコンデンサもESRは正常範囲でしたが、整流用diodeともども交換。diodeは足の配列が特殊なbridgeだったので、First recovery diode4本で代替しています。
 ただ交換しただけではつまらないと、原形(上側)と交換後(下)の整流出力波形とそのFFTを記録してみました。大差なしの一言です。


足首wine

2008年05月24日 06時28分49秒 | Liquid propellant
 昨日は師匠と久しぶりの技術会議をやっていました。液体燃料は葡萄の種類が愛飲しているItalyの土踏まず地方のと同じだから、きっとこれも南方産だろうと選定。
味はなかなか好評でしたが、事後調査の結果土踏まずよりはかなり北で、足首付近のモリーゼ州から来ていたことがわかりました。
 このとき瓶の裏側も撮影したのですが、そこに小さく"モリーゼ州"と書いてあるのに、さっき気づきました。酔眼朦朧だったようです。


Ring light試運転

2008年05月17日 20時37分07秒 | Cameras
[前書き]
 あまり適切な被写体ではないのですが、居酒屋ガレージさんでgraphic equalizerが話題になったので、解体したままだったSH-8075に手をつけました。一部のLEDが点灯しない不具合は、LEDの一つが誤実装(極性反転)だっただけ。断線を疑い、手持ちのLEDを削って代用しようとまで考えていたのが、杞憂に終わりました。破損したつまみを修理しようとして、LEDを取り外し、修理も成功しないまま反対向きに挿入したのでしょう。つまみの修理はLEDの光を導波する方法を思いつけず、見送りにしてしまいました。結局、あまり使いそうもない最高域の右下隅に移設して、ともかくも全部のLEDが灯るようになったからと終了。電解コンデンサの交換もしたいのですが、手持ち品に見あたらず、電気的な手直しも先送りです。

[本題]
 さて、Ring lightと40Dを持ち出して、破損箇所の撮影です。蛍光灯照明では、

LEDを点灯すると、
 画像の立体感が増しますが、噂通り色が青っぽいです。DPPで微調整を試みていますが、まだこれぞという設定に行き当たらないので、修正前のを貼り付けました。

[使用感]
 Shutter speedが5段階くらい上がり、Live-viewと併用すると、これまでのmacro撮影の苦労は何だったのかと感じます。現像時の調整のこつをつかめば、稼働率が上がるはずです。
 既存のlightを改造したので、lensへの装着も不安がありません。電源との接続cordは、元からついていたものを流用しましたが、もうちょっと長くしておくべきでした。cameraを三脚に乗せると、床に置いた電源部にもうちょっとのところで届かないのです。


さすがのJulia

2008年05月16日 23時54分00秒 | Music
 HMVのポイントが期限切れに近づいたので、CDを漁ってきました。こんな組合せで買う人もまあいないでしょう。ずっと応援しているJuliaですが、彼女のWeb siteが最近更新されていなかったので、新作が出たのに気づかずにいました。これが何とMozartのオケコン! 天才はいともやすやすと弾ききるものだと改めて認識しました。
 この曲は、長いことパイヤールで、その後はデュメイの弾き振りで聴いていました。Juliaの演奏は一段透明度の高いもので、これは早いことStax用ampをちゃんとしたのにしなくてはと、motivationが健全な方向に上がっています。


Rain in Spain

2008年05月13日 22時32分20秒 | Books
 師匠から、更新が滞っているが生きているかと言われてしまいました。週末はエアコンの設置工事に振り回され、Ring lightの試写もできずに終わっています。それでも、15Aに耐える延長cordはないかと業者に問われ、これでどうですかとすぐに用意できる家もそれほど多くないだろうと思ったりはしました。

 しばらく体調が安定せず、特に耳の具合がおかしかったので、音楽を聴く楽しみをあきらめて過ごしました。その分、本が読めたので、多少なりとも積ん読が減ったと思います。一番面白かったのは、これ。のんびり読んでいるうちにpaperbackが出てしまって後悔しています。Hardcoverは重くて、寝転がって読むわけにいかなかったのです。



 これから読もうとしているのが、これ。

右のはRainシリーズの続編で、出たばかりのpaperback。左は、WWIIで不時着や撃墜されたクルーのその後を紹介したちょっと珍しい記録。なかでも、UK海岸に墜落したドイツ機と、同じ空戦で交戦したイギリス機のその後が両方語られているのは、びっくりです。

遂に引退

2008年05月09日 23時42分02秒 | DIY Electronics
 '79年と購入日を示すダイモの文字が消えかかるほど酷使したwire stripperを引退させることにしました。手持ちのなかでは最古参で、約30年愛用しましたが、最近とみに切れ味が鈍り、持ち主に伝染しないうちに代替品を確保。全く同じmodelは見つかりませんでしたが、ほぼ同等品です。


追い込みの工作

2008年05月06日 23時59分29秒 | DIY Electronics
 朝から連休最後の工作にいそしんでいました。

[1] 田舎に設置する電波時計の電源部の作り直し
  スイッチング電源の雑音が中波ラジオに飛び込むことがわかり、古典的なトランス方式に改装。充電式バックアップ電源と、停電時は落ちてしまう大容量電源の取り違えがあったりして、しばし頭を冷やす時間が必要でした。

[2] Ring lightの化粧版
 前面の空洞部に蓋を作ってぼろ隠し。CD-ROMのcaseから色の濃い板を切り出しての工作。これは単なる作業でした。

[3] Signal generator兼tracer
 海の向こうの電子回路工作siteで発掘した発振器とアンプを切り換えて使う回路を追試しました。[1]の後遺症か、NPN transistorの端子配列を勘違いして配線してしまい、発振も増幅もしない回路に。ここでもしばし冷却期間を置いて無事に間違いを発見。応急処置で手直しして、動作確認ができました。とても汚い波形で発振しているので、可聴帯域から短波くらいは一台でまかなえそうです。