M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

HP-3312A Function generator

2019年08月22日 21時18分18秒 | The HP way
太陽が暑かったからではなく、ただただ懐かしかったので入手しました。1970年代後半に仕事で散々使った機種です。電解コンデンサの予防保守をしようかとcoverを開けましたが、あまりに内部がきれいなので、当分はこのまま使おうと思います。
 右端に二つ見えているTO3の部品は±17Vを出力する三端子regulatorです。15V仕様のICですが、ground端子に出力電圧を分圧したものをつないで、かさ上げするという古典的な回路になっていました。
他の部品もUSの製品が輝いていた時代の象徴です。中身も含めて、ますます懐かしくなりました。

貫禄十分

2016年02月20日 21時40分25秒 | The HP way
 HP 5316Aを入手しました。カウンタはやはりLED表示がいいと、古いのにこだわっています。この会社の製品は、マニュアル類が簡単に手に入るのもありがたいところです。実は、今回ケースの開け方を忘れていて、しばらく悩んでしまいました。"オプションの追加"の項に説明があって、無事に解決。
 古い測定器は通電前に電解コンデンサを交換するのが定石ですが、3本とも全く劣化が見らず、容量もESRも問題なし。せっかくなので、このまま使います。

 電源電圧をチェックしたところ、+5Vラインは5.002V、-5.2Vは-5.210V、+3Vは3.002Vと見事な結果でした。さすがにHPの貫禄十分です。
 結局、隣のコンデンサをあぶっているブリッジダイオードに間に合わせの放熱板を追加しただけで、初期の点検を終えました。

HP-15Cの復刻版

2012年01月07日 16時14分34秒 | The HP way
 職場で使っている11Cはすでに購入後30年を越え、さすがにあちこちくたびれてきました。iPod touchとiPad2でemulatorが使えるとは言うものの、やはり本来の形のものが使いやすいと思っていました。
 折しも15Cが復刻されたと知り、予約して待つことしばし。昨日届いたので、早速動かしてみたら、fとgのkeyがグラグラします。子細に観察すると、どうもcaseの穴とkeyの隙間が他のkeyよりも広く、keyの傾きが制限されにくくなっているのがわかりました。
他のkeyもoriginalとはtouchが違います。さすがに隣国の品質で、これは30年保たないだろうと思いましたが、持ち主もそうでしょうから問題ないですね。
 上に写っているUSB電池は意気地がなくなったもので、すぐに満充電の表示になって放電させるとあっという間に空になります。トルクス6番で開けてみたら、基板の裏面に部品がぎっしり。USBコネクタの指紋は元からついていました。これまた隣国品質。回路の詳細は後日と言うことで。

Yet another HP-11C

2010年01月11日 13時51分26秒 | The HP way
愛用のHP-11Cは1981年の暮れに東海岸から持ち帰ったもので、余命を心配していました。もしかしてと思い当たり、探してみたらあっさり発見。iPod TouchのOSを更新して稼働しました。下に拡大したとおり、キーの質感も立派に再現されています。惜しむらくは、少し小さめなのと、打鍵時のプチプチ感の欠落です。
根気がなくて、写真がちゃんと撮れていないのはご容赦を。

左CTRL+Shift+ON

2009年07月22日 00時07分05秒 | The HP way
 銘器HP-100LXを初期状態に戻す操作です。すっかり記憶が怪しくなっていて、参考書を引っ張り出しました。CTRLは左右にkeyがありますが、左でないと効かないのを忘れていたのです。

 この100LXは世田谷廃人サロン純正の水晶振動子を若松で調達し、自分で倍速改造を施したものです。当時は、10MBのPCMCIA memory cardを買うのに、財源のやりくりに苦労していました。
 '95年2月に初めてUSの出張先からPC-VANに書き込みをしたのもこの100LXです。card modemは高嶺の花、本体より大きな2400baudの外付modemを一緒に担いで行きました。

HP400E

2009年05月31日 21時05分58秒 | The HP way
高周波の測定器を整備するついでに、level meterも調達しました。AC入力が旧式の端子だったので、穴を拡大して今風のインレットに交換。背面パネルはアルミでしたが、ちょっと厚めで加工のしがいがありました。せっかくの測定器なので、フィルタ内蔵式にしています。電源の区画にちょうど収まる寸法でした。

新着測定器

2009年05月28日 22時36分18秒 | The HP way
 Thereminの工作で、高周波の電圧計を持っていないことに気づきました。単なるlevel meterではつまらないと考え、実効値指示の計器を調達。DCから100MHzまで扱えます。
 この時代のLEDは風情があって、身近に置いておきたいという願いが叶いました。手始めに電解コンデンサのESRをチェックしたら、あきらかに劣化しているのが二本、予備軍が二本見つかりました。手持ち部品と交換して通電し、電源電圧が正常であることを確認。精度の議論はこれからです。
 一番くたびれていたコンデンサは、写真とは別の基板に乗っていました。あちこちからあぶられる気の毒な位置に実装されているものです。