M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

Been there in 1990.

2023年07月30日 23時11分18秒 | Travel
師匠のblogにBernが紹介されています。私は一泊だけしたことがあり、かすかに時計台を覚えていました。撮影されたのと同じものだと確認が取れたところです。矢印が泊まったhotelで、Zytgloggeが時計台。夕食のため旧市街に歩いた距離の記憶と合致しました。

アルミ板の切断

2023年07月25日 22時29分14秒 | DIY Electronics
MS-707の改装が二カ月以上停滞していました。400mmの直尺を入手したのをきっかけに、シャーシ上面に乗せるアルミ板を切り出しました。元の材料は400×300×1mmです。
 長辺方向はbonnetを固定する鉄のangleとの位置関係が、短辺方向はbonnetの折り返し部との干渉が注意点です。前者は少し弱気に過ぎたようで、数mmの隙間ができました。後者はかなりすれすれですが、重なってはいません。
部品配置の検討はこれからで、原型とは大きく変えてみるつもりです。

新旧交代

2023年07月17日 22時21分19秒 | DIY Electronics
 2005年に入手した配線材料は被覆が熱に強く、芯線のはんだづけもやりやすいので、細かな配線に多用しています。さすがに500mは長すぎるからと半端な長さのものを買ったのですが、それでも到底使いきれません。
 当時、芯線径0.5mmを扱えるwire stripperも調達しましたが、最近とみに切れ味が悪くなりました。被覆が剥けないままだったり、芯線を傷つけてしまったり。同じ型番の工具を入手し、潔く交代させることにしました。左が古い方で、新しいのはいかにも工具らしい形状になっていました。


都内で会合

2023年07月12日 22時37分13秒 | Arts
 久しぶりに集合形式の会合に参加しました。中座して秋葉原へ。M3のspring washerなどを補充。以前は適当な長さに切ったものが壁にぶら下がって売られていたShield wireがすっかり姿を消し、guitar用と称する高価なものの量り売りに変わっていました。あきらめて特売の同軸cable 4mを購入。
 ぐるっと回って写真博物館へ。Robert Doisneauが観たかったのです。ここに来るのは数年ぶりのこと。

普段は目黒駅まで歩いて帰りますが、途中で倒れてもいけないので恵比寿から湘南新宿ラインに乗りました。

Relayを追加

2023年07月07日 22時12分21秒 | DIY Electronics
 そろそろIG-5280の本体に組込みを始めようとしたところで見落としに気づきました。AF, RFともに発振器を停止するswitchがpanelについていたのです。原回路は2個の006Pからswitchを経由して基板に電源供給する回路で、単純明快です。新規の基板ではRFは同様の処置で足りますが、AF段は±15Vで動いていて、さらにそこからRF段の+9Vを作っています。これを単極単投のswitchで制御するには無理があり、発振器を停止させる策が求められます。
 帰還loopを切るのが簡単ですが、analog switch IC(手許にあるのはTC4066)は不適。扱う振幅が大きいのとそれに見合った電源を用意するのが面倒です。古典的な解決策としてDC 12V relayを基板の空き地に追加しました。-15Vから抵抗で電圧を落とし、relayを駆動します。

 改造後、発振器の特性に影響がないことを確認中。歪はもっと下げられますが、ここで頑張るのは意味がありません。

角穴加工

2023年07月04日 22時05分40秒 | DIY Electronics
 昨日の基板は、整流回路を変更して所定の電圧が出るようになりました。この状態で発振器出力を確認し、いよいよ組み込みです。まずは背面にAC inlet用の角穴を開けました。測定器ですから、この辺はきちんとしておこうと思います。これまでは、下端に半分見えている丸穴をACコードが貫通していました。

 元々ついていた基板は何とTK-80の拡張基板でした。時代を感じるというか、これを組み込んだ1990年時点でも十分古いものだったことになります。

電源の組み込み

2023年07月03日 22時25分10秒 | DIY Electronics
 発振回路の脇に電源を組み込みました。元の回路では006Pを2個使い、RF部とAF部にそれぞれ供給する形になっています。今回はAF部をそっくり組み直したので、±15V電源が必要。それに加えてRF部に供給する9V電源を用意しました。

 電源トランスの二次側は16V, 0.2AでCTがついています。これを16V-0-16V巻線だと錯覚して、両波整流で正負電源を構成しました。通電してみたら明らかに電圧が不足。16-8-0Vの巻線でした。倍圧整流に組み換えて逃げるのですが、写真は改装前に撮影しています。

ようやく発振

2023年07月01日 23時44分32秒 | DIY Electronics
発振器を作ると発振せず、増幅器を作ると発振するという回路屋の常識通り、今回もすんなり発振してくれませんでした。未はんだが一カ所、誤配線が二カ所という体たらく。修正して見事なsin波が出ました。正確にはcos波と言うべきで、三段目の出力がsin波です。参考にした書籍によると、cos波の方がBPFを一段余計に通るので低歪だそう。
 VP7723Aにつないでみたら、周波数は982.22Hz, 振幅 5.48Vで歪は0.019%と良好でした。せっかくなのでRVを調整したところ、振幅 5.26Vで歪 0.006%を得ました。必要十分どころか、もったいないくらいです。