かつて、パソコンの表示装置として液晶が登場した頃は、液晶がブラウン管よりもはるかに省エネと宣伝されていました。そのため、ブラウン管表示装置を使っているPCを使う職場ではスクリーンセーバーの設定は常識でした。一方、液晶表示装置付きのノートPCの場合はスクリーンセーバーの設定は余り意味のないことのように受け取られていました。
その後、液晶表示装置の生産コスト削減と共にTVにも採用され、やがてプラズマも登場し、フラットパネルの大型化が進み、今や30インチは当たり前で50インチも登場しています。
さらに、2011年7月24日までにはアナログ放送が終了し、TV放送はデジタル放送へ一本化されます。この動きに合わせて視聴者が地デジ対応のTVに切り替える際は、ほぼ全て30インチ前後のフラットパネル表示装置付を選択するでしょう。
それなら、30インチ前後の大型の液晶やプラズマ表示装置はブラウン管型に比べどの程度省エネなのか、或いは、最も省エネな表示装置はどれかを知っておきたいと思います。そこで、先日のエコプロダクツ展で家電メーカー数社のブースで女性説明員に聴いて回りましたが、これといった回答がえられませんでした。そのときの印象としては、フラットパネルと謂えども30インチ位になると省エネの優位性は殆どなくなっているのだろうということでした。
日経エコロジー誌の2007年1月号に一つの回答が載っていました。それが冒頭の図です。資源エネルギー庁が2005年に行った調査結果の要約であり、各社各方式のテレビの消費電力を調べ、点描し、点が集まったところが楕円で囲われています。
30インチ以上では、なんと古株のブラウン管が最も下で、液晶、プラズマの順で上に来ています。最早「フラットパネルは省エネ型」とはまったく言えないことが判ります。取り分けプラズマのエネルギー浪費が著しいことに驚きます。
近い将来、地デジ対応のTVを購入する予定ですが、ブラウン型は大きな設置スペースを取るので避けるとして、当面、フラットパネル型TVを購入するなら液晶型で検討することになりそうです。
その後、液晶表示装置の生産コスト削減と共にTVにも採用され、やがてプラズマも登場し、フラットパネルの大型化が進み、今や30インチは当たり前で50インチも登場しています。
さらに、2011年7月24日までにはアナログ放送が終了し、TV放送はデジタル放送へ一本化されます。この動きに合わせて視聴者が地デジ対応のTVに切り替える際は、ほぼ全て30インチ前後のフラットパネル表示装置付を選択するでしょう。
それなら、30インチ前後の大型の液晶やプラズマ表示装置はブラウン管型に比べどの程度省エネなのか、或いは、最も省エネな表示装置はどれかを知っておきたいと思います。そこで、先日のエコプロダクツ展で家電メーカー数社のブースで女性説明員に聴いて回りましたが、これといった回答がえられませんでした。そのときの印象としては、フラットパネルと謂えども30インチ位になると省エネの優位性は殆どなくなっているのだろうということでした。
日経エコロジー誌の2007年1月号に一つの回答が載っていました。それが冒頭の図です。資源エネルギー庁が2005年に行った調査結果の要約であり、各社各方式のテレビの消費電力を調べ、点描し、点が集まったところが楕円で囲われています。
30インチ以上では、なんと古株のブラウン管が最も下で、液晶、プラズマの順で上に来ています。最早「フラットパネルは省エネ型」とはまったく言えないことが判ります。取り分けプラズマのエネルギー浪費が著しいことに驚きます。
近い将来、地デジ対応のTVを購入する予定ですが、ブラウン型は大きな設置スペースを取るので避けるとして、当面、フラットパネル型TVを購入するなら液晶型で検討することになりそうです。