ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

食料自給率

2006年12月25日 | 温暖化/環境問題
今日25日の日経・夕刊の15面「エコノQ」のテーマが食料自給率でした。例えば、5問中の問2では、世界173の国・地域における穀物自給率(2002年)で、日本は何位?回答は四択で、正解は124位。

食料自給率を詳しく知るために、キーワードを「食料自給率」にしてGoogle検索するとトップに、農林水産省の「食料自給率の部屋」の頁がヒットします。ここにあるパンフレット「いちばん身近な食料の話」(冒頭の写真)(URL:http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/jikyu051.html)が食料自給率を理解するうえでの入門編に相当するようです。

主な内容は、
* 私たちが食べているものは何処でとれたものなの
* 日本で作られているのはどれくらい?
* 日本の食料自給率(カロリーベース)は40%
* 日本の食べ物のために、日本の農地の2.5倍もの外国の農地が使われている。
* ほかの国と比べてみよう(日本は先進国の中で図抜けて自給率が低い)
* 食生活が変わったため、食べものの輸入が増えました
* 食べ物を外国に頼っていて大丈夫なの?
* 食べ物の輸入は突然、止まる事がある
* 万が一、食べ物の輸入が止まったらどうなるの?
* 不測時の食料安全保障マニュアルとは
* 常日頃自分の国でつくることが大切です
* 国内生産飲みでも国民が最低限度必要とする食料が供給可能です
* もし、国内生産のみで2,020kcalを供給すると。
    (メニューの一例を紹介)
* 平成27年度までに、食料自給率をカローベースで48%、生産額ベースで
     76%にすることを目指して
等と続き食料問題の概要が理解できます。

温暖化が進むと食料危機に陥る可能性が高い。そうなると、もはやお金で外国から買ってくることが困難な状況になり、結局は国内でとれるものだけに頼ることになるでしょう。このため国も食糧自給率向上に遅ればせながら取組み始めているようです。