オリオン村(跡地)

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2018年通信簿 47 田中靖洋

2018-12-29 00:41:27 | 千葉ロッテ

 

47 田中靖洋 投手 31歳 年俸1250万円

【2018年成績】 32試合 2勝1敗0S 防御率4.44 26回1/3 27被安打 3被本塁打 5与四球 1与死球 16奪三振 被打率.260

移籍三年目にしてキャリアハイの出場機会を得た田中は、しかし最終的な数字がパッとしなかったのが微妙ではあります。
これまでの二年間はいずれも夏過ぎからの一軍だったものが今季は意味不明な開幕二軍だったものの早々に昇格、春先からほぼシーズンを通しての32試合は誇ってよいです。
ただ好不調の波が激しいと言いますか投げてみないと分からない不安定さがその起用法を狭めてしまったような、そこは来季への改善ポイントでしょう。
中継ぎ陣が高齢化、過負荷で代替わりが急がれるだけに田中には勝利の方程式、あるいはそれに準ずる存在になれるよう、その活躍に期待をしています。

その濃い見てくれとは違ってファンに対してはフレンドリーですし、春季キャンプではすっかりと生え抜きのようにとけ込んでいる田中ですから今季の実績でさらにロッテの田中に近づけたのではないかと、1歳年上ながらも涌井に対してズケズケとものを言えるのも貴重な存在です。
そこは性格もあるのでしょう、マウンド上でも勝ち気な顔つきでの攻めのピッチングはややアバウトなコントロールと横手からの球筋で右打者にはイヤなタイプではないかと、カウントを悪くするケースも少なくはありませんがそれでいて簡単には歩かせませんし、来季は50試合近くは投げてもらいたいです。
課題は打たれ出したら止まらない修正力の無さ、は田中と言うよりはバッテリーとしてのものとなりますが、シュートに頼りすぎるところと140キロ台半ば近くを出せるせっかくのストレートがありながらも緩急を上手く使えていないのがもったいなく、緩いカーブかチェンジアップがあればと思わないでもありません。
またベンチにはワンポイント的な使い方は田中の持ち味を殺しかねないので止めてもらいたく、きっちりと1イニングを任せることで活きる投手だと、そう考えます。

2016年通信簿
2017年通信簿


【オリオン村査定】 1250万円 → 2250万円 (△80%)



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