49 陳冠宇 投手 28歳 年俸2160万円
【2018年成績】 24試合 0勝1敗0S 防御率3.92 41回1/3 40被安打 6被本塁打 20与四球 0与死球 27奪三振 被打率.260
アジアカップの台湾代表として初戦に先発をして6回途中を1失点ながらも負け投手になりましたが好投、オフには尊敬する元中日、現マーリンズの陳偉殷との自主トレで今季への意気込みを見せた陳冠宇は、しかし昨年に比べれば数字を落としてしまい、とは言いながらも今季も一定せずに便利使いをされた起用法が恨めしくもあります。
先発、中継ぎ、その中継ぎもワンポイントだったりロングリリーフだったり、松永に次いでチームにとっては貴重な左腕をすり減らすようであればベンチは自業自得でしかありません。
不平不満を言いそうにはない陳冠宇ですがもう少し自己主張をしてもいいのではないかと、チェンチェン大丈夫、と我慢をしてもいいことはないと思います。
石垣島でのブルペンでは推しメンを陳冠宇にするか種市にするか迷うぐらいにキレのあるボールを投げていましたが、実戦で結果を出せなかったのが痛すぎました。
シート打撃で和田に一発を浴びるなど今ひとつな出足は紅白戦の二戦目に3回11安打9失点のサンドバッグ状態に繋がり、ラミゴとの国際交流試合でも被弾、となれば開幕二軍となるのも仕方なし、その二軍でも打球直撃で途中降板となるなどツキも無かった春先です。
それでもオルモスの出遅れで先発のチャンスをもらいながら箱庭での3被弾で一発降格となってしまい、再浮上をしての一軍定着まで3ヶ月近くもかかってしまいました。
そこからはほぼ中継ぎでしたが1/3回で2球かと思えば2回1/3で45球だったり、3連投したかと思えば半月以上も間隔が空いたりと調整も難しかったでしょう。
もっともベンチにこう使いたい、とアピールをしきれなかったのも実際のところで、140キロ台半ばのストレートにカーブ、スライダー、フォーク、カットボールなど変化球も多彩ながらもこれと言った決め球に欠いて球数が増えていく傾向がなかなか解消できなかったテンポの悪さ、が来季に向けての一番の課題となります。
個人的にはこれまでどおり先発推しなのですがどうなるにしてもしっかりとした居場所を見つけられるような特徴を出したい、外国人選手枠を外れるまであと6年です。
【オリオン村査定】 2160万円 → 3000万円 (△39%)