52 益田直也 投手 23歳 年俸1200万円
【2012年成績】 72試合 2勝2敗1S 防御率1.67 75回1/3 61被安打 2被本塁打 19与四球 2与死球 57奪三振 被打率.227
文句のつけようのないルーキーイヤーの活躍ぶりでした。
新人最多記録を72試合登板、41ホールドと更新をしての新人王は平成生まれとしては初で、その驚きの昇給率も当然と言ってよいでしょう。
チームの試合数の半分に投げたことは来季以降に大きな不安材料となりますが、そのあたりは伊東監督、斉藤コーチにしっかりと考えて起用をしてくれることを願います。
その来季に向けて守護神への意欲を見せてくれている益田の好不調はチーム成績に直結をするでしょうから、入念かつ慎重な調整をしてくれればと思います。
同期の藤岡や中後に隠れた形でさほど注目をされなかった益田ですが、開幕とともに好調な出足を切りました。
140キロ台半ばのストレートは威力抜群で、ややコントロールがアバウトなところはありましたが高めに抜けるボールですら打者が手を出してしまうのは凄まじい球威があってこそでしょうし、小手先ではなく思い切りに腕を振っていることで手元での変化を捉えきれないであろうことがその理由だと考えられます。
トルネード気味に横手から腕が出てくることで右打者にはやっかいな投手でしょうし、これだけの登板数、投球回数で1点台半ばの防御率に2割ちょっとの被打率も見事でした。
疲れの見えた時期もありましたがシーズンを通して安定をしたピッチングで試合の中盤を支えた益田はグライシンガーと並ぶ投手陣のMVPで、そして今や無くてはならない存在となりましたので、この益田のピッチングスタイルが例えば藤岡がなぜ足踏みとなったのかの解となるような、そんなチーム全体を揺り動かす存在になればと思います。
そうなれば益田の課題の一番は、やはりその過負荷でしょう。
記録を狙った最後の4連投はご褒美な意味で目をつぶるとしても、その72試合もの登板数は多すぎました。
中盤戦以降こそ減りましたが益田でなくともといった場面での登板も少なくありませんでしたし、それでも昨年の伊藤やロサに比べればマシではありましたが、これだけの投手を一年やそこらで潰す可能性のある起用法に怒りを覚えたことも多々あり、頑張ってくれではなく申し訳ないと感じるような登板は今季限りにしてもらわなければなりません。
これは益田がどうこうできる課題ではなくベンチが考えなければならないところですので、無茶苦茶疲れている、その疲れを抜くのが大変、と益田自身がコメントをしているわけですから伊東監督らにはしっかりと考えて、チームとしての最適化の中で益田をどう使っていくかを決めていってもらいたいです。
あとはタイプ的に仕方がないながらも左打者への対策で、これは里崎らの捕手陣と相談をして配球で工夫をしていくのがよいでしょう。
また守護神を狙うにあたってこれまでのようなコントロールでは、と改善点を口にしていたのも気がかりで、そのコントロールがゆえに球数が増えてしまうのも何とかしなければなりませんが、しかしストライクを取ることに意識をしすぎることで持ち味である強気と思い切りを失うほうが怖いですし、置きにいくロッテ化だけは勘弁です。
何にせよチームの浮沈の大きな鍵を握る益田であることだけは間違いありませんので、無事に来季を故障なく乗り切ってくれることを願います。
【オリオン村査定】 1200万円 → 4000万円 (△233%)
対左バッターに関しては、最近のインタビューで、抜けてぶつけるのがいやで横の変化球を使っていなかったと言ってました。それが、コントロールが改善点と言っていることにつながっているのだと思います。益田だし、ピッチングコーチも変わりましたから、スピードを犠牲にしてコントロールをということにはならないでしょう。
評論家や他球団スカウトも口をあんぐりと開けてしまう程の大番狂わせを体現する活躍には目を見張るものがありました。
その原因として、大学時代は先発起用で球速が130後半ばかりだった益田を1イニング限定で起用する事でスタミナを気にせずMax148kmの前評判を覆す150超えを連発した、というのが考えられます。ですので僕は摂津のように先発への転向はよくないと思っておりますので、酷使を防ぐという意味でもクローザーにぜひ推したい選手です。オリオンさんのおっしゃる通り、多少コントロールがアバウトで左打者への対策も少しは必要ではあるものの、他に任せられる選手もいませんので(笑)
来季はその益田も実力をたたえる松永の入団もありますので中継ぎは層は薄くとも、中郷、薮田、松永、ロサ、伊藤、内、(古谷、藤谷、荻野、レデズマ)と一応ながらコマも揃うので、あとは新体制の中で
益田が抑えに回った後の中継ぎは任せろ!
といった感じでカッコ内の選手も含め切磋琢磨しあってもらえればよいかなと思います
一時期の益田、益田、雨、益田という起用法を見て過負荷を心配していただけに、仙台の試合を観戦中の村民さんによる「試合前の練習中に益田の様子を見ていた西本コーチが手でバツ印を出した」との生リポートを読んだときは血圧が200を超えてしまいましたが、数試合の欠場で復帰。大事に至らなくて本当に良かったです。
新人で71試合登板という金字塔を打ち立てましたが、益田が出てくるたびに、ワクワク感よりもハラハラ感が勝っていたのが正直なところです。
たしか伊東ライオンズでは、完投して当たり前の松坂がいたとはいえ、60試合以上登板した救援投手はいなかったはず(前任者の伊原氏時代は森慎二が71試合登板しました)
ゴンザレスのクローザー起用構想といい、救援陣を厚くして特定の投手に過負荷をかけずに144試合乗り切るのが伊東野球なのかなと現時点では考えます。
来季、益田が任されるポジションはまだ未定のようですが、ワクワクしながら益田の登板を心待ちにするシーズンになってくれることを祈ってます。
しかしながら、高校・大学と肘の故障歴がある投手に、今季の起用は酷すぎと思われ、来季以降に影響が出てしまうかもしれません。
できればクローザーで、50試合を超えないくらいの起用をしてほしいですが、3時間半ルールが継続した場合はクローザーでも登板数が増えてしまうのが痛いところで、前政権のような露骨な引き分け狙い連発だとなおさらです。
個人的には先発タイプと思いませんが、来季は緊急避難的に先発に回るのもいいかもしれませんね。
皆さんと同じく、今年の頑張りには敬意を表したいと思います。
何と言っても、夏場に調子を落として、そのままフェードアウトせずに、終盤舞い戻った二枚腰が素晴らしいです。
苦しいときにあえて走り込みを復活させたそうで、その努力にも脱帽です。
来季は抑えを希望しているようですが、抑えは、中継ぎとは違うノウハウがありますので(ゼロで抑える<とにかく1点差でも勝って終わる)、キャンプ、実戦を通じて学んでもらい、希望を叶えて欲しいと思います。
そうそう、初めてのオフも、有意義に過ごして下さい。
それにしても、視察にきた解説者に益田の良さをアピールしていた西本コーチですが、かなりの投げ込みを若手に課していましたし、益田はオープン戦から連投でしたから、伊藤を見てきていただけに、危機感を覚えていました。
そうした懸念の中、一時期故障の気配が漂った際は首脳陣には怒りを感じましたし、それでも手を緩めない酷使ぶりには許し難い思いでした。
とにかく大変なルーキーイヤーを何とか壊れずに乗り切ってくれた益田にはひたすら感謝だし、最多登板を記録させた前首脳陣は恥ずかしさを感じてもらいたいくらいです。
目立った故障はしなかったとは言え川崎を引き合いに出すまでもなく、登板過多の翌年から球が走らなくなる投手は多いですからともかく肩肘を休ませて体幹と下半身強化にキャンプ半ばまで特化して欲しいです。故障が命取りになった川崎憲次郎コーチには気を配ってもらいたいです。
一方で契約金を女で一つで育ててくれた母親にあげたという益田には活躍して稼いで欲しいと思っていましたが、新人王も取り、まずは大幅に年俸が上がった事は何よりです。銭闘力ばかりアップされると困りますが(笑)、長きにわたって故障せずに活躍して欲しいと心底願っています。補強らしい補強ができないチームだからこそ、レアなルーキーから輝きを見せる生え抜きの期待の選手を大切にしてもらいたいと切に思います。
しかも、投手経験は大学生の時と言うのだから脱帽です。
益田自身もすごいと思いますが、投手転向を勧めたコーチや獲得したスカウトも賞賛したいなと思います。
ま~、今年は酷使に近い登板をさせていたので、来季はうまく活用してほしいと願うファンもいますが、この辺は中継ぎエースの宿命とも言えますし、逆にそこを乗り越えた先に見えるドラマもあると思うのでこの辺は温かく最後まで見守る事にしたいですね。
中でも、益田は素晴らしい結果を残しました。他の3人もそれぞれのペースでいいので、切磋琢磨してロッテを支える選手になって欲しいですね。
コントロールが課題なのでしょうが、確かにそこに固執しすぎると益田の良さが減ってしまいそうです。益田を潰さないためにも、個人的には来季もストッパーで、適性を見て、2、3年後ぐらいからクローザーを考えて欲しいです。
後ろが充実していれば、先発も経験して欲しいですが・・・。
しかし、まあ、補強もままならず、育成も疑問符がつくロッテを考えると、下位指名から有望な新人が出てくるのは、毎度嬉しくて涙が出そうです。
開幕4連投で始まり、閉幕も4連投でしたか。
オープン戦でもあまり意味が無さそうな連投テストが何度もありましたし、それでなくともキャンプから新人で雑用もこなしてきたでしょうし、本当にお疲れさまと言いたいですね。
これで1度も離脱せずに1シーズンを乗り切ったのですから、本当にメンタル面が強いんですね。
来季はとにかく元気に1シーズン投げてくれと、こちらから言いたいのはそれだけです。
伊藤や荻野や川崎、そして黒木の再来だけは絶対に勘弁です。
とにかく来シーズンも元気に50試合前後投げて欲しいと、ただそれだけです。