電脳筆写『 心超臨界 』

人間は環境の産物ではない
環境が人間の産物なのである
( ベンジャミン・ディズレーリ )

こころのチキンスープ 《 真実の愛――メンデルスゾーンの祖父モーゼ 》

2024-06-18 | 06-愛・家族・幸福
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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天国では、男の子が生まれると、大人になった時、どの女の子と結婚するか神様がお決めになるのです。私が生まれた時もそうでした。でも、私と結婚する女の子は、背中にこぶを持っていると神様がおっしゃったのです。


◆真実の愛

『こころのチキンスープ』愛の奇跡の物語
( ジャック・キャンフィールド & マーク・V・ハンセン、ダイアモンド社、p12 )

メンデルスゾーンは、ドイツの生んだ有名な作曲家ですが、これは彼の祖父モーゼのお話です。モーゼはお世辞にもハンサムとは言えない男でしたが、その上、背は低く背中には醜いこぶがありました。

そんな彼がまだ若い頃、ハンブルグのある商人のところへ出かけていきました。その商人にはフランティエという美しい娘がいて、モーゼは一目で恋に落ちてしまいました。しかし、モーゼの醜い姿はフランティエをおびえさせるだけでした。

町を去る日が近づくと、モーゼはありったけの勇気をふりしぼり、フランティエの部屋へ続く階段に足をかけました。これが、話しかける最後のチャンスです。

フランティエは、輝くような美しい姿で現れました。でも、顔を上げてモーゼを見ようとしません。モーゼは悲しみで胸をいっぱいにしながらも、なんとかフランティエに話しかけようと必死でした。

ついに、モーゼはおずおずと言いました。

「フランティエ、あなたは、結婚とは神様がお決めになると信じますか?」

「ええ」。フランティエは床を見つめたまま答えました。「あなたは信じているの?」

「もちろんです。天国では、男の子が生まれると、大人になった時、どの女の子と結婚するか神様がお決めになるのです。私が生まれた時もそうでした。でも、私と結婚する女の子は、背中にこぶを持っていると神様がおっしゃったのです。それを聞いて、私はお願いしました。『女の子がそんな姿になるのは、あまりに可哀そうです。どうか、私の背中にこぶをおつけください。その女の子を美しい姿にしてください』と」

モーゼの言葉は、フランティエの心の何かを呼び覚ましたようです。彼女ははじめて顔を上げ、やさしいまなざしでモーゼを見つめたのです。そして彼の手をそっと両手で包みました。

フランティエはモーゼと結婚し、彼を末長く愛し続けました。

     バリー&ジョイス・ビセル
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