電脳筆写『 心超臨界 』

どんな財産も誠実にまさる富はない
( シェークスピア )

和解成立――串岡弘昭さん

2024-07-01 | 08-経済・企業・リーダーシップ
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


(2006-02-18投稿)
トラック運輸業界の不正を内部告発したため約30年間、閑職に追いやられているとして大手運輸会社「トナミ運輸」(富山県高岡市)の会社員、串岡弘昭さん(58)=同市=が同社に謝罪と約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、富山地裁は2005年2月、「処遇は報復であり、人事権の裁量を逸脱する」と串岡さんの主張を大筋で認め、同社に約1360万円の支払いを命じました。請求した謝罪文は認められなかったため、串岡さんは控訴します。

その訴訟の控訴審が2月16日、名古屋高裁金沢支部(長門栄吉裁判長)で、会社側が和解金を支払うことなどで和解が成立しました。会社側からの謝罪は結局ありませんでした。でも、それでいいのでしょうか。串岡さんは、正義を求めたはずです。そのために謝罪を要求したはずです。しかし、最期に働いたのは企業の論理であるように思えてしかたありません。

トナミ運輸は、こう言います。「勧告を受け、和解により円満に解決することに合意した。富山地裁判決を厳粛に受け止め、従業員の意識改革をするとともに、より一層、顧客や社会から信頼を得たい」

企業活動の正義というものは、どこで保証されるのでしょうか。

関連ブログ:
串岡弘昭さん、30年の重みと引き換えに正義を貫く
串岡弘昭さん、30年間の報復に耐え「この日を待っていた」


◆「トナミ運輸内部告発訴訟 和解」
( 2006.02.17 日経新聞(朝刊))

トラック運輸業界の不正を内部告発したため、約30年間閑職に追いやられているとして、トナミ運輸(富山県高岡市)社員、串岡弘昭さん(59)が同社に約4千万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の控訴審は16日、名古屋高裁金沢支部(長門栄吉裁判長)で、会社側が和解金を支払うことなどで和解が成立した。

トナミ運輸は一審富山地裁判決で支払いが命じられた約1360万円を支払い済み。和解金は未公表だが、一審判決の支払額のほかに、この支払額を超える金額がさらに支払われる。

和解条項には、トナミ運輸が一審判決を厳粛に受け止め、公正な業務運営を心掛けることや、串岡さんが謝罪文の請求を放棄することなどが盛り込まれた。串岡さんは2002年1月、トナミ運輸に謝罪と約5400万円の損害賠償を求め、提訴。富山地裁は05年2月、処遇を報復人事と認め、同社に約1360万円の支払い命じたが、謝罪請求は退けた。

トナミ運輸・経営企画室は「勧告を受け、和解により円満に解決することに合意した。富山地裁判決を厳粛に受け止め、従業員の意識改革をするとともに、より一層、顧客や社会から信頼を得たい」としている。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨も風もいつかはきっとやむ... | トップ | 倚りかからず――茨木のり子 »
最新の画像もっと見る

08-経済・企業・リーダーシップ」カテゴリの最新記事