電脳筆写『 心超臨界 』

計画に失敗すれば、失敗を計画したことになる
( アラン・ラケイン )

ハイリターン・ハイリスク――偽札の経済学/小泉信一

2024-07-15 | 08-経済・企業・リーダーシップ
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


プリンターの性能が飛躍的に上がった今、「大量に作れば製造原価は1~2円程度」と、日本法科学技術学会会員で偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長(52)は話す。1枚千円で売った場合、買った人間は9千円の「もうけ」となる。作った人間より使う人間の方が利ざやが大きいのは、逮捕されるリスクも大きいからだ。


◆ハイリターン・ハイリスク――偽札の経済学

「偽1万円札 1束1万円」 文・小泉信一
( 2005.03.27 朝日新聞 be on Sunday )

偽ブランドやコピー商品がまちにあふれる現代。究極のニセモノが偽札だ。

04年中に見つかった偽1万円札は約8800枚、記番号などから分類すると30数種類あった。できの良しあしによって偽札の「値段」が違うらしい。

群馬県で偽札を使って今年逮捕された男2人。東京の渋谷でぶらついているときに声をかけられ、偽1万円札を買ったという。10枚1束で約1万円だった。

記番号「VJ838046M」で、年末年始に大量に出回った偽札と同じ。比較的「高級品」とされる。お手軽なカラーコピー製と違って、本物同様インキが粒状に盛り上がっていた。

ほかの偽札はこれより安いとみられるが、取引の間に暴力団などが介在し、仲介者の利益が上乗せされて末端価格が1枚3千円になる例もあるという。「それが上限だろう」とある捜査関係者はみる。

かつて偽札作りは大変なコストがかかった。聖徳太子の千円札廃止のきっかけとなった1961~63年のチ―37号事件では、大がかりな印刷設備と熟練工の関与が取りざたされた。見つかったのは約340枚。「原価割れ」は明らかで利益無視の愉快犯だとされている。

だがプリンターの性能が飛躍的に上がった今、「大量に作れば製造原価は1~2円程度」と、日本法科学技術学会会員で偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長(52)は話す。

1枚千円で売った場合、買った人間は9千円の「もうけ」となる。作った人間より使う人間の方が利ざやが大きいのは、逮捕されるリスクも大きいからだ。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 毎日の食事を充実させるシス... | トップ | 簡素の「簡」は、いらないも... »
最新の画像もっと見る

08-経済・企業・リーダーシップ」カテゴリの最新記事