電脳筆写『 心超臨界 』

ひらめきを与えるのは解答ではなく質問である
( ウジェーヌ・イヨネスコ )

こころの一冊 《 「ぱぴぷぺぽっつん」――後藤啓子 》

2024-06-20 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


雨がぱぴぷぺぽっつんと降ると、
やつでの葉っぱに……
ぱぴぷぺぽんぱら、ぱんぱらぱん。
トタン屋根には、
たちつてとんたた、たんたたたん


「ぱぴぷぺぽっつん」
( 市河紀子・編、西巻茅子・画、のら書店 )

言葉はぐくむ詩の世界――かいだんぶんこ・後藤啓子
(「こころの一冊」08.02.22日経新聞(夕刊))

一歳を過ぎた子どもと絵本を読んでいたお母さんが「子どもって、どれぐらいになったら話し始めるのかしら?」と言いました。「こちらの言うことはわかっているんですもの、もうすぐね」と答えながら、子どもが言葉をひらく驚きの時を思い出しました。

前の週まで片言だったにもかかわらず、次の週には弾丸のように話す姿に何度出会ったことでしょう。話せることがうれしくてたまらないのでしょうか。子どもは出合ったばかりの言葉もどんどん取り入れ、大人にはまねのできない、詩のようにキラキラした言葉の世界をつくり上げます。

この本は、単独の詩人によるものとはまたひと味違う、八人の詩人の選詩集(アンソロジー)です。

鬼が島の鬼の子も夜更けには泣くとか。

(こわいよかあちゃん 桃太郎がきたよ 
はちまきしめて のぼりもたてて 
ガッパ ガッパ海から来たよ)

(地球はでんぐりがえりがすき 
くるんと回って
「や!おひさま」とあいさつするのがすき
くるんや!くるんや!)

一つ寝たら明日になるって言うけれど
目が覚めたら今日。
明日は明日へ逃げて、
絶対につかまらない。

(そうだむらのそんちょうさんが
ソーダのんでしんだそうだと
みんながいうのはウッソーだって
そんちょうさんがのんだソーダは
クリームソーダのソーダだそうだ……)

雨がぱぴぷぺぽっつんと降ると、
やつでの葉っぱに……
ぱぴぷぺぽんぱら、ぱんぱらぱん。
トタン屋根には、
たちつてとんたた、たんたたたん

子どもにとって、よい日はどんな日でしょう。庭にチューリップが咲いた日。ピアノがすらすら弾けた日。乳母車の赤ちゃんがにっこりしてくれた日。子どもが喜びいっぱいスキップする姿が目に浮かびます。

音楽と魔法を秘めた温かい詩の世界が子どもの心を動かし、言葉の豊かさをはぐくんでくれそうです。
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