電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが他人を責めるとき
あなたは成長し変化する自分の力を放棄したことになる
( ロバート・アンソニー )

かけがえのない家族 《 笑顔の「女優」――津村みゆき 》

2024-05-22 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
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■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  世の中でいちばん大切なものは家族と愛
  ( ジョン・ウッドン )
  The most important thing in the world is family and love.
  ( John Wooden )


◆笑顔の「女優」

埼玉県川越市 津村みゆきさん(主婦・44歳)
( 2006.05.01 朝日新聞 「ひととき」)

小児がんを患った長男がかつて私に聞いたことがある。

「重い病気だったのに、どうしてお母さんは病院に来るといつも笑っていたの?」

長男が小児がんをわずらったのは6歳の時。病気の説明をしたが、命にかかわるような状況だとは、当時は理解できなかったのだろう。小学校高学年になり、授業で重い病気だということを知ったらしい。

「お母さんがメソメソしていたら君もメソメソしちゃうでしょ。治る病気もなおらないから、いつもニコニコしていたんだよ」と答えた。

いつも笑っているように見えたなら、お母さんは「ニコニコお母さん」を演じる女優として合格点だったんだね。

病室では他のお母さんたちも笑っていた。同じ気持ちだったと思う。病室のドアを開ける瞬間から、お母さんたちは笑顔の「女優」になる。

子供の病気を代わってやれないから、お母さんたちに出来ることは子供の心を支えることだった。大切な子供の命を守るため、お母さんたちは命がけの「女優」だった。でも病棟を出た途端、お母さんたちが悲しそうな顔になるのを何度も見た。

7歳で君は退院、4月に中学2年生になった。高校受験の心配ができる日が来るなんて、思いもしなかった。このまま笑顔の女優業にカーテンコールも再演もないことを願っている。
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