電脳筆写『 心超臨界 』

一般に外交では紛争は解決しない
戦争が終るのは平和のプロセスとしてではなく
一方が降伏するからである
D・パイプス

セレンディビティの予感 《 「おかげさま」――村上和雄 》

2024-09-20 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、
  予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探して
  いるものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、
  ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
  [ ウィキペディア ]


あなたが家族を選ぶのではない
家族は神からのあなたへの贈り物なのだ
あなたが家族への贈り物であるように
( デズモンド・ムピロ・ツツ )
You don't choose your family.
They are God's gift to you, as you are to them.
( Desmond Tutu )


◆「おかげさま」

「日本の伝統を守る――伊勢神宮が教えるもの」――対談:村上和雄&南里空海
「致知」2006年10月号〈特集・いまここにある日本の危機〉)

【村上】 僕が伊勢に行って、ここはやはり日本人の原点だと感じるのは、「おかげ横丁」というのがあるんですよ。要するに「おかげさま」の感謝の精神で、ここに日本中からおかげ参りにやってくる。この「おかげさま」という言葉は英語には訳せません。西洋人にしてみたら「何のおかげですか」と思うでしょうが、何のおかげでもいいところが日本のいいところでね。太陽のおかげ、水のおかげ、空気のおかげ、ご先祖様のおかげ、その後ろで働いているサムシング・グレートのおかげということを日本人は感じてきたわけです。

先ほどの「いただきます」にしてもそうです。「給食費を払っているからお礼を言わなくていい」と言うけれども、私たちは命に対してほとんどお金を払っていない。命を育てるのは太陽、水、空気、地球、その大本のサムシング・グレートです。そういう大きなものに「いただきます」と感謝するのが本当でしょう。ただ単に節約する、もったいないと考えるのではなく、命を生み出しているものに対する尊敬、感謝の気持ちが入っていないとね。

それから「ありがとう」というのも単にサンキューではないんです。文字どおり「有り難い」、めったにないことです。私はよく言うんですが、細胞1個が偶然に生まれる確率は1億円の宝くじに百万回連続当選するようなラッキーなことなんです。細胞1個ですよ。だから人間としてこうやって存在することは、どれだけ奇跡的な命をいただいているか計り知れません。

子どもたちに話す時は次のように言うんです。例えば両親に子どもができるでしょう。その子はお父さん、お母さんの遺伝子を両方もらっている。そこで組み替えが起きているから、親と違うわけですね。

【南里】 組み替えですか。

【村上】 はい。ヒトの染色体は46個あるんです。両親の23個がペアになっている。そして、その一つひとつの染色体の組み合わせは約70兆通りものパターンがある。ということは私たちは70兆分の1の存在であり、2つと同じものはないんですね。それだけの超難関の入学試験を突破してきている。だから偶然ではなく、奇跡的な競争を勝ち抜いて生まれてきている。 

このような話を通して、子どもたちには生命を得ることがいかに大変なことかを説明しています。

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南里空海(なんり・くみ)・ジャーナリスト
昭和22年生まれ。『家庭画報』編集者を経てフリーとなる。マザ
ー・テレサ、アウン・サン・スー・チー、ミヒャエル・エンデ、オ
ノ・ヨーコなどのインタビューやルポルタージュなどで雑誌を中心
に活躍。編著に沖縄を巡る平和活動を探った『沖縄からはじまる』、
著書に日本の和歌を受け継ぐ冷泉家の一年間の年中行事を聞き書き
した『京の雅・冷泉家の12か月』、『ヴァチカン』『伊勢の神宮』
『シルクロードを行く』などがある。
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村上和雄(むらかみ・かずお)・筑波大学名誉教授
昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院博士課程修了。同
年米国オレゴン医科大学研究員。米国バンダビルト大学助教授など
を経て、53年筑波大学応用生物化学系教授に就任。58年には昇
圧酸素「レニン」の遺伝子の全暗号解読に初めて成功。遺伝子工学
では世界をリードする研究者の一人。平成11年より現職。著書に
『生命の暗号』『人生の暗号』『遺伝子は語る』『心の力』などが
ある。
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