電脳筆写『 心超臨界 』

心地よいサマーレインのよう
ユーモアは一瞬にして
大地と空気とあなたを洗い清めてくれる
( L・ヒューズ )

◆進歩的文化人は饂飩(うどん)屋の釜(かま)

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
日本の国民性を蔑(さげす)み罵ったものは決まって日本に定住し、見下している国民を顧客として自分の作品を売りつけ、それに心酔した享受者(きょうじゅしゃ)は我こそ民衆から抜きんでた知識階級なりと自己満足を楽しんだ。一般に釜は食品を投げ入れて煮るための用具だが、饂飩を湯掻(ゆが)く釜には湯しか入っていない。湯(ゆ)ぅだけ、と嗤笑(わら)う。我が国を罵ってみずから高しとする著作家と読者の系列が、戦後に進歩的文化人を生みだす源泉となったのである。 . . . 本文を読む

◆戦後の歴史教育のゆがみの原点——プライドを奪われた国・日本

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
アメリカ人の目には、日本人というのは日露戦争以来、自分たちが白人と同じレベルにあると考えているというように映っていたでしょう。だから、まずその意識を奪い、二度とアメリカに刃向かうことのないようにしなければならない。では、ある民族からその意識を奪うにはどうしたらいいか。それにはプライドを奪うことである。そしてプライドを奪う一番いい方法は、その国の歴史を奪うことである。どこの国の国民も、プライドのもとは歴史なのです。 . . . 本文を読む

◆東京裁判史観——東京裁判が歪めた戦後の歴史観

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
敗戦から、東京裁判が終結し戦犯の死刑が行なわれた昭和23年(1948)の暮までに、いわゆる東京裁判史観は、戦後の日本の思想と教育の大筋となってしまった観がある。しかも、日本がサンフランシスコ平和条約を調印した昭和26年(1951)の秋までは公職追放令が有効であったから、東京裁判を批判する声はないといってよかった。 . . . 本文を読む

◆日本が戦った「大東亜戦争」は戦後「太平洋戦争」という呼称に入れ替えられた

2024-10-14 | 04-歴史・文化・社会
昭和20年暮の、8日から15日にいたる僅か一週間のあいだに、日本人が戦った戦争、「大東亜戦争」はその存在と意義を抹殺され、その欠落の跡に米国人の戦った戦争、「太平洋戦争」が嵌(は)め込まれた。これはもとより、単なる用語の入れ替えにとどまらない。 . . . 本文を読む

◆アジアを分割統治し続けているアメリカ

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
アメリカは1951年の「サンフランシスコ条約」で占領を終わらせ日本を独立させましたが、同時に「日米安全保障条約」を結び、日本の抑え込みを図るとともに、日本と隣国(韓国、北朝鮮、中国、ロシア)との間で争うように仕向けてきました。これがバラク・オバマ大統領まで続いた戦後の「東アジアレジーム」の基本的な構造です。 . . . 本文を読む

◆西洋文明に立ち向かった“理念の戦争”

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
アメリカン・デモクラシーは、イデオロギーじゃないと思ったら大間違いです。戦前の日本は、少しそのことを知っていて、「英米本位の世界秩序を排す」という論文がよく書かれました。こういう議論が出たのは、英米がいかにエゴイスティックな原理主義の国であるかということを、骨身にしみて知っていたからです。戦争に敗けたらすっかりそれを忘れてしまって、われわれはアメリカの正義、アメリカの歴史観、アメリカ本位の世界秩序の内部に包みこまれてしまった。袋の中にいれられたものには、袋は見えません。だから、アメリカという国の底意が見えない。 . . . 本文を読む

◆都合のいい言葉を戦勝国に握られた

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
戦前、民主主義や民族自決や人権の尊重などを口にし、東ヨーロッパにおいては民族自決ということを実行しながら、アジアにこれを導入し政治制度化しようと努力した欧米の国は、ただの一つもない。それなのに、なんで日本は自由だの、人道だの、人権だのという恰好のいい言葉を全部彼らに握られてしまったのか。なぜトルーマンのそうしたせりふに、戦後日本はやすやすと乗せられてしまっているのか。これはまさに、“言葉喪失”といってもいいでしょう。 . . . 本文を読む

◆パール判事の日本無罪論 《 国際法学界に光を増すパール判決 》

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
朝鮮戦争から呼び戻されたマッカーサーはアメリカ上院において査問された。そのとき彼は「日本が第二次大戦に赴いたのは安全保障のためであった」と証言し、トルーマン大統領との会談においてははっきりと「東京裁判は誤りであった」と報告した旨、アメリカ政府自身が暴露的発表を行なったのである。7人の死刑囚を無罪にすることさえできた最高軍司令官としての彼がである。 . . . 本文を読む

◆パール判事の日本無罪論 《 裁判という名の狂言 》

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
重複部分を切り捨てて、一主役一舞台に整理してみると、つぎのようになる。松井――中国、木村――ビルマ、板垣――シンガポール(イギリス)、武藤――バターン(フィリピン)、東条――真珠湾(アメリカ)、土肥原――満洲、広田――ソ連。「なんのことはない。これら7被告の首は、初めから米、英、中、ソ、比などへ割りあてられていたのだ。もし、7人の誰かが、松岡や永野のように、裁判の途中で死亡したりすれば、つまり配給の予定に狂いが生ずれば、彼らはたちまち代替品を充当したであろう。被告の数は多かったし、理屈はどのようにでもこじつけられたのだから……」(植松慶太) . . . 本文を読む

◆パール判事の日本無罪論 《 判決理由のない判決 》

2024-10-14 | 05-真相・背景・経緯
1950年のイギリスの国際事情調査局の発表によると、東京裁判は結論だけで、理由も証拠もないと書いてある。ニュルンベルグにおいては、裁判が終わって3カ月目に裁判の全貌を明らかにし、判決理由書とその内容を発表した。しかるに東京裁判は判決が終わって4年になるのに、その発表がない。他の判事は全部有罪と決定し、わたくし一人は無罪と判定した。わたくしはその無罪の理由と証拠を微細に説明した。しかるに他の判事らは、有罪の理由も証拠もなんら明確にしていないのである。[ パール判事 ] . . . 本文を読む

日本の食糧自給率は40%? それとも70%――立木奈美

2024-10-14 | 04-歴史・文化・社会
カロリーベースは国際標準でもない。「公式な指標として使っているのは日本と韓国ぐらい」(東京大学の生源寺眞一教授)で、先進国では穀物自給率を使うことが多い。農水省が日本の自給率との比較で示す他国のカロリーベースの数値は、同省の推定値だ。「食料需給表」に金額とカロリーベースが併記されるようになったのは88年版から。95年版では金額ベースが姿を消し、カロリーベースだけになった。この結果、その年に政府が正式な自給率として発表した数字は、87年度の76%から95年度の42%に急落した。 . . . 本文を読む
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5年後、10年後の自分が後悔することは?――本田健

2024-10-14 | 03-自己・信念・努力
当時から見た5年後、10年後の自分を想像しました。そして、後悔することは? と自分に聞いてみました。すると、「学生の立場を利用して、いろいろな人に会わなかったこと」「ビジネスについて学ばなかったこと」「英語をマスターしなかったこと」などを後悔するだろうと思いました。日本に帰って、その3つを徹底的にやりました。それが、現在に続く人脈やビジネスを作り出すことにつながりました。 . . . 本文を読む

仏の舌は長く大きく、誠実の言を説く――興膳宏

2024-10-14 | 04-歴史・文化・社会
「広長舌」で説かれる仏の言葉はありがたいものだが、それがなまって「長広舌」となると、すっかり印象が違ってくる。「長広舌をふるう」という表現からは、長々としゃべっている人物の得意然とした顔つきと、それを聞かされている不特定多数の人々の迷惑そう表情とが二重になって浮かんでくる。そもそも長いのは舌であって、話ではない。また仏の説教は弁舌さわやかなだけでなく、話の内容が真実で、虚妄を含まないことが肝心なのだが、「長広舌」はその点がだいぶ怪しい。 . . . 本文を読む

ニホンウナギの産卵場所を突き止める――塚本勝巳

2024-10-14 | 09-生物・生命・自然
世界に18種類いるウナギの産卵場所は謎に包まれたままだった。昔は、アリストテレスが「泥からわいて出る」と唱え、日本では「ヤマイモが化ける」などと言われてきた。 . . . 本文を読む

学問は一つの国を征服するのと実によく似ている――ジョン・トッド

2024-10-14 | 11-韓国語で学ぶ名言の智恵
【한국어로 배우는 명언의 지혜】  もし砦や要塞を片端から徹底的に征服していくなら次々に勝利を得られるだろうが、もしあちこちの砦や要塞を征服し残しておくと自分の背後に敵を迎えることになる。 . . . 本文を読む