電脳筆写『 心超臨界 』

自分がいま生きている時代は
歴史としてながめることはできない
( ジョン・W・ガードナー )

向上心 《 「激情と抑制力」のバランスがとれる人になれ!――サミュエル・スマイルズ 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
モトリ―はウィレム・ザ・サイレントとワシントンを比較している。この2人には多くの共通点があった。ワシントンはウィレム同様に、尊厳さや勇気、純粋さ、そして人間として最高の資質の権化として歴史の中でも特に際立っている。彼は困難や危険に直面した時でさえ自分の感情を抑えようとしたが、そんな彼の姿は、生まれつき落ち着いていて無感動な性格の男にさえ見えた。 . . . 本文を読む

自分のための人生 《 どうでもいい他人事に時間を奪われていないか――ウエイン・W・ダイアー 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
自分がどう感じ、何をするべきか、その説明を自分の外の世界に求めるのは、愚か者のやることである。自分で自分に責任を持つこと同様、自分で自分に面目をほどこすことが、このまちがった生き方をやめる第一歩である。自分が自分の英雄になることである。人を非難することや英雄崇拝をやめれば、外側中心型から内側中心型に移ることになる。 . . . 本文を読む

自分を鍛える! 《 どこへ行っても“歓待される人”の共通点――ジョン・トッド 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
会話の才能を磨くことほど、われわれがなおざりにしているものはない。なのに、これほど楽しさを増してくれる有益なものは他にないのである。会話の仕方を明確に心得ている人は、おおいに活用できる道具を持っているわけであり、それがあればどんなグループに入っても歓迎されるのである。 . . . 本文を読む

自助論 《 才能を最大限に生かすヒント――サミュエル・スマイルズ 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
たとえば、昔から大勢の人が、水面から10メートル以上の高さにポンプで水を汲み上げようと試みて失敗した。だが、その失敗がきっかけとなって気圧の法則は発見され、ガリレオやトリチェリやボイルのような科学者の研究にも新たな面が開かれた。 . . . 本文を読む

道をひらく 《 根気よく――松下幸之助 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
どんなによいことでも、一挙に事が成るということはまずあり得ない。また一挙に事を決するということを行なえば、必ずどこかにムリを生じてくる。すべて事は、一歩一歩成就するということが望ましいのである。 . . . 本文を読む

ほんとうの心の力 《 心の偉大な作用——中村天風 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
本当に考えきれないほどの喜びと楽しみに満ち満ちている光明世界である人生を、やれ気が重いの、つまらないの、面白くないの、晴れ晴れしないの、自分で自分の心のなかに風呂敷をかぶせて、そして自由にならないって、もがいていることぐらい滑稽(こっけい)なことがありますか。 . . . 本文を読む

真理のひびき 《 何人も成功を希望して居りながら――中村天風 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
そもそも積極性精神態度が、人生の自律基盤として絶対的であるという理論は、天風自信が身をもって、あるいは病難に、あるいは運命難に、思い見るだに、われながら万丈の波乱などという形容の言葉ではとうていその十分の一をも納得できないといってよいほどの、危険以上の危険をあえて冒して体験した現実から直感したものである。 . . . 本文を読む

かけがえのない家族 《 江戸っ子の優しい嘘——田所真千子 》

2024-10-11 | 06-愛・家族・幸福
おめぇらが一緒になろうがなるめぇが俺には関わりねぇ。だがな、この子を泣かすようなこたぁしたら、許さねぇ。 . . . 本文を読む

こころのチキンスープ 《 ある母の日――ナンシー・ノエル・マーラ 》

2024-10-11 | 06-愛・家族・幸福
マーラ先生、小学2年のときの“母の日茶話会”を憶えていますか? ぼくは憶えていますよ! あのとき、先生には本当にお世話になりました。先生のお母さんにも、ありがとうございます。 . . . 本文を読む

こころの一冊 《 「くんちゃんのもりのキャンプ」――坪内啓子 》

2024-10-11 | 06-愛・家族・幸福
子供たちは、くんちゃんが失敗するところではおかしそうにしていますが、くんちゃんが道を間違えないで進むところがお気に入りのようです。訳者はあとがきで、コマドリたちと出会って心をかよわせたからこそ、くんちゃんは自分の通ってきた道を心に刻むことができたのだろうと述べています。 . . . 本文を読む

用意ができたとき師が現われる 《 人生を語り歌うシャントゥーズ――加藤登紀子 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
「シャントゥーズ・トキコ」。88年のニューヨーク公演で、新聞にこんな評が出た。このときもシャンソンは歌っていない。なのに、人生を語り歌うシャンソン歌手と評された。涙が出るほどうれしかったのと同時に、「そうだったのか」と肩の力が抜けた。封印が解けたように、翌年はパリに足しげく通い、ピアフのお墓や、生誕地を何度も訪ねた。その経験から二歳の子を失ったピアフの心情を描いた「名前も知らないあの人へ」という彼女に捧(ささ)げる歌を書いた。 . . . 本文を読む

潜在意識が働く 《 集合的無意識――天外伺朗 》

2024-10-11 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
ユングは、早くから“人間の魂は皆つながっているのではないか”とう仮説を抱いていました。最初にそれを表明したのは、1916年にパリで行なった講演で、彼はこれを「集合的魂」と呼びました。この「集合的魂」の仮説は、40年の歳月にわたって「無意識」に関する研究を進めるにつれて熟成され、やがて「集合的無意識」というかたちで集大成されました。 . . . 本文を読む

読むクスリ 《 偶然は用意の出来ている人間しか助けない――ルイ・パスツール 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
ペニシリンは偶然のきっかけから生まれたものだった。フレミングはずぼらなところがある人で、実験に使った細菌培養皿をちゃんと処分せず、そのへんに放り出しておくことがよくあった。あるとき彼は例によって、一枚のブドウ球菌培養皿を捨て忘れた。後になって皿に気付き、のぞき込んでみると、ブドウ球菌が死んでいるではないか。 . . . 本文を読む

セレンディビティの予感 《 「タタミゼ」効果——施光恒 》

2024-10-11 | 05-真相・背景・経緯
鈴木孝夫氏は、日本語の持つ「タタミゼ効果」いついて最近、よく書いている。「タタミゼ(tatamiser)」とは、もともとは、フランス語で使われはじめた比較的新しい言葉で(フランス人)が「日本かぶれする、日本びいきになる」「日本人っぽくなる」といった意味である。フランスでは柔道がさかんなこともあり、「畳」が日本のシンボルになっているのであろう。鈴木氏は、この言葉の意味を少し変えて、日本語が、日本語使用者に与える影響について語っている。 . . . 本文を読む

般若心経 《 知恵と知識が暴走する現代――松原泰道 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
“人間は考える葦(あし)である”というフランスの哲学者パスカル(1662年没)の名言は有名です。今日の高度の文明はみな人間の考える力によるものです。現代の人間は、とても風にそよぐ葦のような、ひ弱な生物ではありません。それどころか、人間の考える知恵と知識とが進みすぎて、逆に人間が苦しめられているのが実情です。 . . . 本文を読む