電脳筆写『 心超臨界 』

人は経験に比例して賢くなるのではない
経験に対する対応力に比例して賢くなるのだ
( ジョージ・バーナード・ショー )

「われわれ兄弟」の意識を失わず――渡辺和子

2024-03-25 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


よくいらっしゃいました。どうぞ自由にミサをおたてください。必要なものを使い、済んだら元へ戻しておいてください。なお謝礼は固くおことわりいたします。私たちはお金をいただかないことによって、見も知らないあなたと兄弟のつながりにあることを確認したいのです。


◆「われわれ兄弟」の意識を失わず

『信じる「愛」を持っていますか』
( 渡辺和子、PHP文庫、p29 )

一人の司祭がこんな話をしてくれた。ある時フランスとスペインの国境にある小さい駅で汽車の待ち合わせをする羽目となった時のこと、3時間ほど時間があったので最寄りの教会でミサをたてさせてもらおうと思った。案内されるままに近くの小さい聖堂に行ったところ、そこにこう書いてあったそうである。「よくいらっしゃいました。どうぞ自由にミサをおたてください。必要なものを使い、済んだら元へ戻しておいてください。なお謝礼は固くおことわりいたします。私たちはお金をいただかないことによって、見も知らないあなたと兄弟のつながりにあることを確認したいのです」。

そこは、ルルドと呼ばれるカトリックの聖地に近いところで、そこへ巡礼する司祭たちが待ち合わせの時間にこの小さな聖堂を利用する回数も多かったに違いない。ミサのためにともすろうそく代、用いる葡萄酒代も決して馬鹿にならなかったであろう。「志」をもらうことは当然と考えてよかったにもかかわらずその教会では、人間の中に失われつつある「われわれ兄弟」の意識をとりもどすことを、千金にもまさってたいせつにしようとしたのである。金を出す時、貰う時、そこには兄弟の関係が薄れて金の取引きに陥る危険があるからだ。
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 羊飼いは、自分の羊のおのお... | トップ | 安楽な生活を願うより、強い... »
最新の画像もっと見る

06-愛・家族・幸福」カテゴリの最新記事