電脳筆写『 心超臨界 』

歴史を綴るインクの正体は
単に変わりやすい先入観にすぎない
( マーク・トウェイン )

自助論 《 人格者との付き合いは万巻の書にまさる――サミュエル・スマイルズ 》

2024-06-23 | 03-自己・信念・努力
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若者は常によき友を探し求め、自らをいっそう高めようと努力すべきだ。政治学者フランシス・ホーナーは、志の高い聡明な人たちと直接個人的な交わりを持つことが自分にどれほど有意義だったかを次のように語っている。「はっきり申し上げて、これまで通読した書物を全部あわせたより、あの人たちとの交際のほうが知性を向上させてくれました」


『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p248 )
9章 すばらしい出会い――人生の師・人生の友・人生の書
2 よき師、よき友は人生最大の宝

◆人格者との付き合いは万巻の書にまさる

若者は常によき友を探し求め、自らをいっそう高めようと努力すべきだ。政治学者フランシス・ホーナーは、志の高い聡明な人たちと直接個人的な交わりを持つことが自分にどれほど有意義だったかを次のように語っている。

「はっきり申し上げて、これまで通読した書物を全部あわせたより、あの人たちとの交際のほうが知性を向上させてくれました」

政治家シェルバーンは若い時分、フランスの高名な政治家マルゼルブのもとを訪れ、深く心を動かされた。後にシェルバーンはこう述べている。

「私もずいぶんあちこち旅行はしたが、あの時ほど人との出会いに感銘を受けたためしはない。今後、何か世のため人のためにつくせるとすれば、それはきっとマルゼルブ氏の思い出が私の魂を励ましてくれるからにちがいない」

前にも述べたように慈善事業家ファウエル・バクストンの若き日の人格形成には、ガーニー家の人々が並々ならぬ影響を与えた。彼は常々「ガーニー家の人々は、私の生活に生気を吹きこんでくれた」と語っていた。彼はダブリン大学を優秀な成績で卒業しましたが、それも「ガーニー家に出入りしていたおかげです。あの人たちの自己修養の心が私にも“感染”したのです」と素直に認めている。

よき友と付き合えば必ずよい感化を受ける。野原を行く旅人の衣に草花の香りがしみつくように、よい交際はすばらしい恩恵を手みやげに与えてくれる。

作家ジョン・スターリングが友人にどれほど有益な感化を与えてきたかは、いまでも語り草となっている。彼のおかげで大勢の人が、自分がもっとすぐれた存在であることにきづかされた。自分が何であり、何をすべきかを、彼から学んだのである。宗教家トレンチは、スターリングについてこう回想している。

「彼の高貴な人柄と接していると、いくぶんか自分も気高くなったように思えるのです。彼と別れた後はいつも、住み慣れた世界からもっと高い目標のある世界へと自分の心が引き上げられたように感じました」

すぐれた人格者は、このようにいつも周囲の人間に働きかける。われわれは彼の力によって無意識のうちに高められ、ものの感じ方や見方も彼に似通ってくる。精神相互の作用と反作用は、かくも大きな力を発揮するのだ。
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