電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすこと
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

不都合な真実 《 NHKが開発した「原作かくし」のテクニック――有馬哲人 》

2024-08-15 | 05-真相・背景・経緯
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  盗用は、「私的財産の盗み・横領」、そして、「他人の研究成果を
  実質的に出所不明にして複製する」ことである。(中略)「他人の
  研究成果を実質的に出所不明にして複製する」とは、他人の文書の
  センテンスやパラグラフを一字一句、あるいはほぼ一字一句、出所
  不明にして流用し、元著者を示さず、本人が記述したかのように通
  常の読者を誤解させる行為である。


◆NHK番組は「類似度判定」でアウトになった。

『NHK解体新書』
( 有馬哲夫、ワック (2019/10/21)、p71 )

NHKの「BS1スペシャル▽暗号名チューブ・アロイズ~秘められたチャーチルの戦略」は、それに先立つこと、2年前に『新潮45』に掲載された3本の論文に対して、8カ月から4カ月前に『新潮45』に掲載された4本の論文に対して、4カ月半前に出版された拙著『原爆―私たちはなにも知らなかった』(新潮新書)に対して「アウト」の類似度を示している。

両者の間には、書籍という文字メディアとテレビ番組という映像メディアの違いがあるのでわかりにくいが「ルドルフ・バイエルスとオットー・フィリーシュによる原爆原理の発見」、「イギリスの原爆開発」、「イギリスの原爆開発ノウハウのアメリカへの移転」、「ケベック協定」、「ハイドパーク覚書」、「チャーチルの原爆投下への同意」、「ニールス・ボーアの原爆の国際管理の提唱」、「ハリー・S・トルーマン大統領の原爆投下決定」などのキーワード、キーコンセプトを類似度判定プログラムにインプットしていくならば、「アウト」の類似度を示す。あるいは、NHK番組のスクリプト(話されている言葉を文字テキストに起こしたもの)と前述の私の論文および著作の文字テキストを類似度判定にかけても同じ結果が出る。

一方、この番組に登場するアメリアやイギリスの研究者の論文や著書とは、このような類似度の高さを示すことはない。それらが、この番組の原作なのではなく、私の論文・著書が原作だからだ。また、この番組は、私の著作物に出てくるこれらのキーコンセプトに基づき、関係人物に取材し、映像を取っているだけのものなので、やはり原作は私の著作物だといえる。


◆NHKが開発した「原作かくし」のテクニック

( 同、p71 )

そもそも、この番組のなかでインタヴューに応じている人々が語っていること、つまり「口答での引用」は、彼らオリジナルの知見ではない。私がすでに論文や著書で書いていることを彼らに語らせているだけだ。つまり、彼らは、自分のではなく他人の知見を述べ、それを番組視聴者に彼ら自身のものだと思わせることによって盗作・盗用しているのだ。もちろんそう仕向けたのはNHKで、これは著作物に引用することなく、いかにも番組独自のものだと見せかけるためにNHKが開発した「原作かくし」なのだ。

この「原作かくし」が盗作・盗用だということをアメリカ研究公正局の定義がはっきりさせてくれる。

  盗用は、「私的財産の盗み・横領」、そして、「他人の研究成果を
  実質的に出所不明にして複製する」ことである。(中略)「他人の
  研究成果を実質的に出所不明にして複製する」とは、他人の文書の
  センテンスやパラグラフを一字一句、あるいはほぼ一字一句、出所
  不明にして流用し、元著者を示さず、本人が記述したかのように通
  常の読者を誤解させる行為である。

つまり、NHKは私の著書に出てくるキーコンセプトを、それらのコンセプトやアイディアを、最初に思いついた人ではなく、この番組でインタヴュー取材を受けている人のものであるかのようにみせかけることによって、つまり、「他人の研究成果を実質的に出所不明にして」、私の著作物を複製したのだ。

たしかにこのやり方をすれば、独自のアイディアなどない人でも、素晴らしい番組がつくれる。誰かの素晴らしい知見をほかの誰かに語らせて、それをコピー・ペイストすればいいのだから。

当然ながら、この番組が全体として高い類似度を示すのは、番組に登場する研究者の著書に対してではなく、私の著作物に対してになる。あるいは、私の著作物の先行研究となっているマーガレット・ゴーイングの『イギリスと原子力エネルギー・1945-1952』などをエンドロールにあげるという手もあっただろうが、NHKはそもそも原作、出典、参考文献をあげるという当然のことをしていないのだ。また、したとしてもキーコンセプトのいくつかが重なるだけで、全体としての高い類似度を示すことはない。私の著作物が原作なのだから、これは当然である。

にもかかわらず、この番組のエンドロールには、私の名前も私の記事のタイトルも著者名もでていない。これは盗作・盗用である。
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