電脳筆写『 心超臨界 』

感謝を表わすのに忘れてはならないこと
最高の感謝は言葉ではなく
感謝をもとに生きることである
J・F・ケネディ

こころの一冊 《 「おいしいおと」――坪内啓子 》

2024-07-04 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


カコッ ホッ カル カル カル カル カル、これは春巻き。ズック ズック ズックはほうれん草、ポホッ モワーン ムッチ ムッチ は炊きたてのご飯を食べるおいしい音です。写実的で、飾り気のない絵本を見ながら、音のリズムを楽しんでいると、一つ一つの食べ物の感触がよみがえってきます。


「おいしいおと」
 ( 三宮麻由子・文、ふくしまあきえ・絵、福音館書店 )

リズム刻む食べ物の感触―― 福井市立図書館・坪内啓子
(「こころの一冊」09.03.12日経新聞(夕刊))

この絵本の表紙は水色と白の格子のテーブルクロスに両手で差し出された白いお皿。お皿には春巻きとこんがり焼き色のウィンナ、2個のプチトマト、レタスがのっています。おいしそうな絵に誘われるように表紙を開くと、3人分のご飯とおみそ汁、表紙と同じおかずの皿、おひたしなどが並びます。2人分は大きめのお茶わん、1人は小さめのお茶わんです。

日常の親子の、和やかな食卓といった場面です。

初めは月刊雑誌の形で出されたものですが、昨年の12月に単行本になりました。

すぐに読み聞かせ時間に持って行くと、すかさず「その本おうちにもあるよ」と声がかかりました。「おうちのはもっとちいさいけど」と5歳のゆみちゃん。雑誌で出たものが家にあって、よく覚えているようです。読み始めると、うれしそうに聞いています。

カコッ ホッ カル カル カル カル カル、これは春巻き。ズック ズック ズックはほうれん草、ポホッ モワーン ムッチ ムッチ は炊きたてのご飯を食べるおいしい音です。

写実的で、飾り気のない絵本を見ながら、音のリズムを楽しんでいると、一つ一つの食べ物の感触がよみがえってきます。特にほうれん草、歯に当たるとき確かにこの感じと納得の擬音です。音だけでなくそのにおい、湯気の温かさを感じます。

初めて会った2歳の男の子に、気に入りそうな絵本を見せていたのですが、それまでの絵本はチラッと横目で見るだけだったのに、この絵本を差し出すと、真っすぐに絵本に顔を向け、読んであげると、さっと手を出しました。

楽しく食べて体も心も満足できる、まるごと栄養の絵本です。
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