電脳筆写『 心超臨界 』

忍耐は力だ! 忍耐の時が過ぎれば
桑の葉がやがてシルクのガウンになる
( 中国のことわざ )

読むクスリ 《 六角形の鉛筆の胴 》

2024-05-09 | 05-真相・背景・経緯
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
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三角形だと角が鋭すぎて触れる指が痛くなる。それに、いつも指の間に鉛筆が固定されたようになっていると、疲れてかえって書きにくい。そこで、角を倍にふやして六角形にした。すき間の収まりもいいし、適度に指の間でごろごろ動いてくれて、書きやすくなる。


◆六角形の鉛筆の胴

『読むクスリ PART 3』
( 上前淳一郎、文藝春秋 (1989/01)、p71 )

鉛筆の胴は、たいてい六角形になっている。あれはなぜだか、わかりますか。

鉛筆を持ったと思って、指先の形だけこしらえてみて下さい。

親指、人差指、中指の先端が寄り集まって、その間に三角形のすき間ができている。ここに鉛筆が収まることになる。

すき間は三角形なのだから、丸い鉛筆をここにはさむと、安定しにくい。指の間にぴったりくる鉛筆をつくるには、三角形にするのがいい。

しかし、三角形だと角が鋭すぎて触れる指が痛くなる。それに、いつも指の間に鉛筆が固定されたようになっていると、疲れてかえって書きにくい。

そこで、角を倍にふやして六角形にした。すき間の収まりもいいし、適度に指の間でごろごろ動いてくれて、書きやすくなる。

もとは丸かった鉛筆に、昭和初期のころ加えられた、いかにも日本人らしいデリケートな工夫である。

このアイディアに気をよくした業界大手のトンボ鉛筆は、色鉛筆まで六角形にしてみたことがある。

「ところが、これがまるで売れず、さんたんたる敗退をしました」

色鉛筆は、きちんと細かい字を書くためではなく、図形をラフに塗りつぶしたり、絵を描くのに使われる。それには丸いほうがいいらしいのだ。

過ぎたるは及ばざるがごとし、消費者のニーズをなにもかも先取りしようとすると、かえってそっぽを向かれる、という教訓である。
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