電脳筆写『 心超臨界 』

人間は環境の産物ではない
環境が人間の産物なのである
( ベンジャミン・ディズレーリ )

音楽は人と人をつなぐもの――佐藤しのぶ

2024-06-19 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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歌は歌詞がたとえ外国語でも、悲しいか、うれしいか、さびしいか、怒っているかが伝わります。人間が深い部分では普遍的で共通の思いを持っているからではないでしょうか。ネアンデルタール人の昔から、言葉より前に歌が存在していたというのが持論なんです。音楽は人と人をつなぐもので、奇跡の力があると信じています。だから時には劇場を飛び出して、子どもたちや、病気や障害のある人たちのために歌ってきました。


◆音楽は人と人をつなぐもの

「マザー・テレサ――愛と命の意味に目覚め」
佐藤しのぶさんの“ヒーロー”
( 05.11.26 朝日新聞 be on Saturday e-ntertainment )

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マザー・テレサ
1910年、スコピエ(マケドニア)生まれ、18歳で修道女にな
ってインドへ。教師などをしたあとインド独立後の48年、コルカ
タ(カルカッタ)のスラム街に入り、貧しい人たちの救援活動を始
める。「神の愛の宣教者会」を設立し、ハンセン病患者や死を待つ
人、孤児らのための施設をつくり、世界各国に活動を広めた。79
年にノーベル平和書を受賞。97年、87歳で死去。
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ひとりとしてこの世に無駄な命はない。すべてが大切な命であって、愛して愛されるために生きている。厳しくつらくてもこれこそが命の意味なのだ……。このマザー・テレサの言葉が体感できたのは、92年に娘を産んだときです。この世にあるすべての生きとし生けるもの、命というものは、肉体から肉体へ受け渡すのだということを感じました。それまで音楽優先の生き方をしてきたので、運命の扉が開いたというか、革命的ショックをうけました。

昨年バングラデシュに行き、ストリートチルドレンと音楽でつながる機会を持ちました。親に捨てられたり、虐待されて逃げてきたり、大人にだまされたりして、家がなく、路上で遊び、物を売る子どもたちはつらい生活をしているはずなのに、学ぼうとしているし、仕事をして一生懸命生きようとしていました。少しずつ貯金をしていると言うんですよ。親のために。泣けてきますよね。一人ひとり抱きしめて子守歌を歌うと、涙を流して眠ってくれました。寝顔はどの国の子も変わらないと思いました。

歌は歌詞がたとえ外国語でも、悲しいか、うれしいか、さびしいか、怒っているかが伝わります。人間が深い部分では普遍的で共通の思いを持っているからではないでしょうか。ネアンデルタール人の昔から、言葉より前に歌が存在していたというのが持論なんです。音楽は人と人をつなぐもので、奇跡の力があると信じています。だから時には劇場を飛び出して、子どもたちや、病気や障害のある人たちのために歌ってきました。

マザー・テレサが祈っている手のしわ、顔のしわ、目の輝きを拝見したとき、美しいと思いました。彼女は修道院から出てインドへ行き、いろんなアイデアを次々に生み出した人です。病人に笑顔をと、喜びをもって人生を終える施設を造ったり、貧困があれば工場を作って収入が得られるようにしたり。道はあるんです。問題は、自分が道をみつけるかどうかなんです。私も、歌うことを通して彼女のような生き方をしたいと思っています。

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佐藤しのぶ
ソプラノ歌手。84年「椿姫」でデビューし、98年「蝶々夫人」
でウィーン国立歌劇場の主役デビュー。来日中のソフィア国立歌劇
場公演では30日の福岡、12月8日の東京公演でベルディの
「オテロ」に出演。12月15、16日には東京都内でクリスマス
コンサートを開く
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