ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

発病から今まで その53

2006-10-26 13:51:53 | リハビリ

今、ニュースで鈴香ちゃんの事をやっている。吸痰を5歳の子が自分で・・・吸痰の経験がある私にはあの苦しさが忘れられない。肺が真空で潰される感じの苦しさと、チューブが気管に触れたときの咳き込む辛さ、思い出しただけでもゾッとする。でも、ニュースを見てておかしいなぁ?と感じている。鈴香ちゃんの吸痰の行為は医療行為なので保育園に看護師を置くわけにいかない。依って鈴香ちゃんの登園を拒否した。でも、山奥の病院は吸痰の必要な患者さんの家族に、数日間のレクチャーで吸引用の真空ポンプを持たせて退院させていたような気がするが・・・訪問看護師の方がするのか、私達の知らない仕組みがあるのかもしれないが・・・

さて、今日は木曜日『地獄のリハビリ』の日だ。何故、地獄か?説明しよう!(宇宙刑事ギャバンみたい。チョット古すぎる?(笑))私は、ご存知のように四肢麻痺から始まって、今少しずつではあるが身体の一部が動かす事が出来つつある。発病が2001年の暮れ、それから4年以上体が動かなかったわけだから、関節も、筋肉も、筋も硬くなっていて関節を支えるじん帯も伸びきってしまっている。それを、約4年間かけて少しずつ元に戻るように努力している。従って関節や筋肉や筋を伸ばしたり、動かしたりする時の痛みは半端ではない。動かす時の音も、じん帯が伸びているために骨が関節にはまる音、筋が溝に入る音、バキッボキッガキッ!と、隣のベットで治療をしている患者さんが思わず起き上がるほどである。(^_^;)たまに、スタッフの方も『大丈夫?』と声を上げるほどである。故に家に帰ってから丸一日、酷いときは2,3日使い物にならなくなる。まさに地獄の木曜日である。でも、自分の為だ、良くなる為だと思って頑張っている。私のために一生懸命メニューを考えてくれているスタッフの皆さんの恩に報いるためにも・・・(疲れが出てくる前に更新を終わらせねば・・・(笑))

大学病院の事も・・・私に処方され投与された薬は、筋肉の硬直を防ぐ筋弛緩剤、神経の緊張をとる精神安定剤、血液をサラサラにする薬、血圧の薬などで、飲用しては血液検査で副作用の結果を確認しながら、薬剤の量を増やして効果を見る。という事の繰り返しを行った。他にMRI、眼底検査、頭に電極をつけて手の親指と人差し指の間に針を刺して電気を流す筋電図等の検査を行った。勿論、リハビリも・・・。