ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

春の訪れ in USA

2010-03-30 14:27:32 | 日記・エッセイ・コラム

P1010808_2アメリカに住む娘から『春の訪れ』のメールが届きましたので、皆さんにおすそ分けです。

つい先日まで『氷点下』の生活をしていたのが嘘のようです。 一見、桜のようですが、『豆梨』と『木蓮』の花だそうです。

※写真はクリックしていただければ、大きくなります。

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今週の木曜リハ・・・赤ゴジラ

2010-03-25 15:31:43 | 健康・病気

本日も頑張ってきました。 今日は『花冷え』を通り越して、真冬のような寒さに加えて雨が・・・。気温と天候のせいか病院はガラガラでした。 いつものほのぼのとした雰囲気の中、いつもと同じメニュをーをこなし、たまに聞こえる患者さん同士やスタッフと患者さんとの会話につい、微笑んでしまい力が抜けてしまう・・・(笑)これが幸いしたのか 身体を動かそうとする時に動かそうという意識が強いためか体中に力が入ってしまい、筋肉同士が互いに邪魔をし合ってかえって動きの妨げになっていたのが、少しずつ力加減や息を抜く事がわかるようになってきたような気がします。今日の良かったは・・・①右手の指の動きがこの寒さの中、稼動域がひろがってきた事。特に小指 ②ニューステップでの運動歩数が、先週に比べて同じ運動時間で2倍の歩数になった事。 来週はもう4月・・・。気候も段々と良くなってくると思う、身体も比例して良くなってゆく事を信じて頑張りたい。

さて、お話は変わりますが、目に留まった新聞記事から・・・「今年から大リーグエンゼルスに移籍した『赤ゴジラ』こと、松井秀喜選手は4年前、捕球の際に左手首を骨折し手術した腕の中には今なお、骨を固定しているボルトとプレートが残されている。松井選手は”常に前向きな姿勢で”と心がけてきた。だが、怪我のショックは大きく、すぐには気持ちを切り替えられなかったという。そんな松井選手を救ったのが担当医師の言葉であった。『骨折した箇所は、前よりも強くなるよ』。そのひと言が、逆境のとらえ方を一変させた。怪我をしたからこそ得られるものもあるはず、と。その後、両膝とも手術したが、”前よりも強くなってグランドに戻るんだ”との決意は揺るがなかった(『信念を貫く』)」

この記事を読んで、私も自分の今までの闘病生活を振り返ってみた。病に倒れて8年、色々な人から、色々な言葉をかけられた。良い事も悪い事も、勇気付けられた事も奈落の底に突き落とされた事も・・・。誰でも経験があると思いますが、病気になったり落ち込んでいる時はナーバスになって色々な事が気になってしょうがなくなると思います。そして不思議な事に、相手の人の心の中や気持ちが判ってしまう 私もそうでした・・・。シーツを換えに来た業者の人に『その人はいいのよ、寝たっきりで動けないから。後で看護師がやるから・・・』この言葉は、何とか頑張って病気と闘おうとしていた私を地獄に突き落とすには十分な言葉でした。反面、色々な人のひと言で、心が軽くなったり病気で悩む心やリハビリへの挑戦に躊躇する背中を後押ししてくれた事がありました。今、思えば幸いな事に奈落の底に突き落とされるような言葉より、『あの励ましがあったからこそ、今の自分がある』ということが沢山あります。だからここまでこれたと感謝しています。こんな言葉があります。『丸い卵も切りよで四角、ものも言いよで角が立つ』・・・。私も出来る限り相手を思いやり、『あなたのあの言葉で頑張れた』といわれる励ましの言葉をかけられるようになりたいと思っています。


今週の木曜リハ・・・言葉

2010-03-18 15:32:29 | 健康・病気

今週も頑張っていってきました、『木曜リハ』 今週は気温の変化も激しかったし、歩行器を変えた影響か身体の各部署にハリや倦怠感が・・・。でも、そんな事は忘れさせてしまうリハ室でした。 そんな中、いつも元気な縁起の良いお名前の持主のご婦人が、力なく椅子に座っていました。顔を見ると見事(失礼!)な青タン・・・ 聞けば家で転んだそうで、見るからにさぞ痛かっただろうに・・と思わせる痣が出来ていた。そこに、いつも素敵な色のセーターを着こなしている『リハビリ室のファッションリーダー』90歳のご老人が『自転車でこけた』といいながら、リハ室に入ってこられた。聞けば、今まで愛用していた自転車を盗まれて、自転車を新しく購入したため、今までの自転車には無かった部品に足を引っ掛けたとのこと・・・。 怪我が大した事が無かっただけ良かったけれど そんな話をしていると、スタッフの方が『私も自転車で転んでお尻を打った』と・・・。 どうやら暫らく『転倒注意強化期間』にしなくては・・・ 私の『今日の良かった』は、バランスを取りながら手放しで立って、身体を捻ったり重心を左右に移動したり、腰も伸ばせるようになってきて、5分近く立っていられたこと。それも、今までのように頭で重心を取るのではなく腰で重心が取れるようなって来ました。

さて、リハ室の隅で、いつも定期健診の患者さんの採血をしている。その時に看護師さんが「少しチクッとしますよ」とか「大丈夫ですか?」「ご気分はいかがですか?」と声をかけています。皆さんも経験があると思いますが、声をかけてもらうと何となく安心しますよね。 先日、新聞にこのような本が紹介されていました。それは医師の蒲田 實(かまた みのる)さんが書かれた『言葉で治療する』(朝日新聞出版)という本でした。内容は、『医療にとって、技術の進歩が大事な事は言うまでもない。それ以上に言葉の重要性が増している。人間を相手にするからには「言葉を扱う職業」との認識に立つべきである。例えば、患者の側が薬や治療の説明を求めても、「素人には判らない」と不愉快な顔をする医師がいる。そうした言動が、患者に不信や不安を抱かせ、ひいては生命力を減退させかねない。だから「丁寧で、心をちょっと支えるような言葉が必要であり、生きる力を注ぐ言葉が大事である」』という内容でした。今、世間を騒がしている「幼児虐待」「いじめ」に代表される暗いニュース・・・。そんな時に良く聞く言葉に「お子さんがいたとは知らなかった・・・」「普段から挨拶を交わしたことが無い・・・」「そのような事実は把握していなかった・・・」これらの事は、ちょっとした声がけを心がければ防げた事も有ったのでは・・・と感じている。言葉は、人間関係を円滑にする『潤滑油』『橋渡し』の役目が大であると思う。でも、今の時代は、自ら対話を断ち切ろうとしていると思う。面倒臭いんだろうか?今日の病院のように、転んだ方にみんなが心配や注意するように声をかけ、看護師さんやスタッフの方の患者を思いやる言葉が行き交う場所が増えれば、少しずつ「明るいニュース」が増えて来るんじゃないかと感じた。


本日の木曜リハ・・・・・トウモロコシの話

2010-03-11 14:26:27 | 健康・病気

今日も頑張ってきました『木曜リハ』 今日は天気は良いが花粉がすごかった。患者さんも看護師さんも鼻をすすったり、くしゃみをしたり目が赤かったり・・。 一足先に春が来たようで今日の『良かった』は、右手の指の動きが段々と良くなってきたこと。特に中指がちゃんと曲がるまで後一歩まで来た事。 それと『ニューステップ』も右腕も伸ばしながら、10分間出来ました。 段々、気候も暖かくなってくれば、もっと良くなるのでは?と期待しています。

ある国にトウモロコシ作りの名人がいました。どうして良い作物を作れるのか。秘密を探ってゆくと、彼が、自分の農場で採れた良質の種を惜しみなく隣近所に与えていた事が分かった。なぜ?彼は明快に語った。トウモロコシの花粉は風によって、あちこちの畑に飛ばされる。ゆえに近隣の人が品質の悪いものを作れば、受粉によって、自分のトウモロコシの品質も下がる。良い物を作るには、皆が良いものを作れるように手伝わなければならない・・・・。

皆さんはこれを読んでどう感じましたか?


月曜リハ・・・新しい挑戦

2010-03-08 16:24:45 | 健康・病気

今日は『月曜リハ』訪問リハビリの日です。 月曜の担当の看護師さんは、私が『チャレンジャー』と名付けた方で、いつも前向きな提案をしてくれる方です。 今日は、歩行器を今までの車輪付きの物から、写真のような馬型のものに変えて歩行訓練をしてみました。狙いは『より、自分で歩行する感覚に近い状態に近づける』です。私はまだ右手の握力がないために、写真のように右手をバンドで固定しての訓練でしたが、看護師さんも驚くほど・・・勿論、私もですが 両腕で体重を受ける事もできたし、踏ん張る事もできました。 よって暫らくの間、車輪付きの物と併用して、歩行練習をして段々馬型の歩行器へと移行してゆく事になりました。 写真は、歩行練習中の私です。(下半身のみ大公開 

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