ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

発病から今まで その85

2007-01-28 19:49:44 | リハビリ

昨日今日は、自主トレの日・・・。ちょっと昨日は飛ばしすぎで身体があまりいうことを利いてくれそうもないので、今日は歩行器を使ってのバランス練習と前後の体重移動の練習と、やはり歩行器を使ってのスクワットをした。バランスを崩すと歩行器に車輪がついている為、とんでもない事になる。(汗)バランスをとるのは膝を屈伸してとるように指導されているので意識してやるのだが、バランスが崩れると転倒の恐怖が先にたち、足が突っ張ってしまい膝が伸びてしまう。また腰が引けてしまう。市立病院の理学療法士の先生から『前に倒れそうになったら、膝を前に出すように折って足の指先に力を入れ、後ろに倒れそうになったら、膝を伸ばす。』と言われた。実際やってみるとこれがかなり厳しい。(涙)普通の人はごく微量の膝の屈伸でバランスを無意識にとっているのだが、私は意識してやらなければならないので微量の動きが出来ず、つい動作が大きくなってしまうから、尚更バランスが取れなくなってしまう。そうしている内に足が疲れてきて震えだし・・・の繰り返しである。これはかなり辛い。なぜなら、自分が練習したくても脚力、体力がついて行かないのだから・・・。でも、この繰り返しが『自由へ続く道』なのだと思いながら頑張った一日だった。


さあ、これからだ!

2007-01-26 22:15:40 | つぶやき

私は弱い人間です・・・。だからこそ、自分を奮い立たせる為に色々な本や記事を読み、そこに書かれている『言葉』や『体験』を参考にして頑張っています。今回もこのような文を見つけたので紹介します。

東西冷戦の時代。米国のケネディ大統領は、有名な就任演説の中で、当時の状況を「世界の長い歴史の中で、その最大の危機の時」と表現。だが「私は(中略)尻込みなどしない」と述べ、東西両陣営に、対立を乗り越え、平和・強調の実現へ協同して取り組もうと強く、何度も呼びかけた(『ケネディ 時代を変えた就任演説』 土田宏 訳)そこには、いかに現状が厳しくとも、勇敢に挑み、どんなに時間がかかろうとも、やり遂げるとの強固な意志がある。この不屈の闘争心こそが、現実を変える力といえよう。人生には試練と呼ばれる「時」が何度も到来する。仕事や家族や病気など、一難去ってまた一難と、人生行路に大波小波が押し寄せる。その波浪を越えて進む意外に人生の勝利はない。乗り越えられる波もあれば、のまれる波もあるが、大事なのは、諦めずに突き進む事だ。「どんなことがあっても『さあ、これからだ!』と未来を見つめて前に前に進む事」進み続ければ、道は必ず開かれる。戦い、進む事をやめてはならない。(抜粋)

これを読んで、日頃、自分に言い聞かせ、また同じような問題を抱えている方に『絶対に諦めず、前向きに』と激励してきた事が間違ってはいなかった。と安堵した。私のブログの名前に追加した『自由へ続く道』も決して上り坂ばかりではなく、下り坂のときもあるだろう。でも、どんなときでも決して目標を見失わず、諦めず、ただひたすらに前に進んでいきたい。その先に自由があるのだから・・・。

        『さあ、これからだ!』


発病から今まで その84

2007-01-25 19:26:41 | リハビリ

今日は木曜日、そうです!『木曜リハ』です。チョット昨日、気合を入れて自主トレをやりすぎた(体調が余り良くないなか)せいか、スタッフの方が一生懸命取り組んでくれた期待に応えられなかったかな?でも、一生懸命やりました。自分の為に・・・。今日も少し自力で立ってみた。スタッフの方々から『膝が伸びて、身長が伸びた』と言ってくれた。少しでも変化や良い所を見つけて励ましてくれる皆さんに感謝である。先週、市立病院でのリハで低周波治療の位置を聞いて来た。これは、木曜リハの女性スタッフの方が私の腕を伸ばす為に治療を行ってくれているのだが『低周波を当てる位置が今の位置で正しいか、どうかを確認してきてほしい』との事であった為、その報告をしていて、なっ何と女性スタッフの方の生足を拝見するという栄誉に恵まれた。(ふくらはぎだけですよ。(笑))俄然、私はエンジンがフル回転!ニューマティックという器械運動の歩数換算カウンターで先週より50歩も多く記録が伸びた。(ちなみに5分間で200歩)ニンジンを目の前にぶら下げられた馬の馬力は恐ろしい。その後のスタッフの方の一言『今日は頑張りましたね。でも、来週の目標がより高くなったってことですね。』しまった!調子に乗りすぎた!事実、もう筋肉痛が始まっていて、私のエンジンはオーバーヒート気味です。(涙)


千の風になって・・・。

2007-01-22 16:39:20 | つぶやき

私は今、新しい自主トレを始めました。それは何かと言うと『カラオケ』!呼吸法と腹筋を鍛える為と言語療法のためです。インターネット配信のGyaoで無料の通信カラオケを、PCのモニターに映して練習をしています。お陰で、少しずつ声が大きくなって息も少し長く続くようになって来ました。そんな中で今話題の『千の風になって』をダウンロードして一生懸命練習しています。倒れる前は、これでもチョット歌では自信があったんです。(笑)この『千の風になって』は、かなり昔に作られた詩に日本人の新井満と言う人が曲をつけたんだそうです。例の9・11の追悼の時に朗読されたこの詩に感動され・・・。(間違ってたらごめんなさい。)この詩は、テロの現場や大規模災害などの追悼の場で朗読されるそうです。この歌はメロディがゆっくりでリハビリに最適なのですが、一つだけ困っている事があります。それは涙もろい私は歌を歌いながら、9・11の情景を思い出して歌えなくなってしまう事です。でも、亡くなった方々がこの詩のように、自由に空を飛びまわっているといいなぁ!とも思っています。


微笑み・・・

2007-01-19 18:40:28 | ことば

笑うと言う事が心を癒すと言われてから久しい。笑いを形容するものをざっとあげてみると『大笑い・高笑い・泣き笑い・苦笑い・作り笑い・愛想笑い・薄笑い・苦笑い・嘲笑・etc』笑いと付く言葉を挙げてみると、決して『笑い』と言う言葉が持っているイメージとは程遠い言葉が多い事に気が付く。それだけ『笑う』と言う事が難しいと言う事か・・・。聞くところによれば、笑顔は怒りや苦しみを表現する為に使う顔の筋肉の十分の一で済むというのに。その中で光り輝いている言葉、動作が『微笑み』だと思う。チョット思い出してほしい、自分が、自分の周りの人が微笑んでいるところを。小さな子供のしぐさや動物のしぐさなど何故か心温まる光景を見たときに微笑んでいないですか?要するに心が癒されているとき、心に余裕がある時に自然と微笑んでいる自分に気が付いた方もおられると思う。こんな言葉があります『微笑は大なる勢力なり、春の風の如し、心の堅氷(けんぴょう)を解くの力あり、到る処に微笑を散布して、少しく世の厳冬の寒を緩めよ』今から100年前、1907年1月に発表された思想家、内村鑑三の言葉です。『微笑み』には『優しさ』がある。『強さ』もある。『包容力』があり、『安心』がある。そして何よりも『希望を与える力』がある。ただ、難しいのは人々に影響を与えられる『微笑む』為には自分自身の心にゆとりがなければならないし、心豊かでなければならない事だ。そして一番大事なことは『無心』である事だと思う。だから、人は小さな子供や動物の何気ないしぐさに微笑むのだと思う。言葉で言っても中々難しい・・・。人間として生きていくうえには苦しみや悲しみが付いて回る。だから私はこう思うことにした。辛いときは、思い切り辛いと叫び、悲しいときは思い切り泣こう。けれど気が済んだら出来るだけ早く立ち直って、微笑むことが出来るようにしよう。と・・・。そして出来たら、他の人に勇気を与えられたらいいなぁ!と思う。私が何故このようなことを書いたかというと、昨日の市立病院でのリハビリを受けていたとき、担当のリハビリ科の先生も理学療法士の先生もケアマネージャーも訪問リハの看護師さんも、そして、看護大学の研修生も皆、私の必死にリハビリをする姿を見て『微笑み』を浮かべて見ていてくれたからである。その『微笑み』に頑張れ、負けるなという『励ましと優しさ』を感じ『安心』を感じたからである。